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情報系の学生が「解像度の高い就活」を行うための、4つのステップ。

【富士通グループ内定者の就活体験記 特集】富士通グループ合同採用の2023年卒の内定者が、就職活動の体験談やノウハウをつづる連載です。今回は富士通クラウドテクノロジーズ内定者の鈴木さんに書いていただきました。情報系学生の就職活動をリアルにつづってくれました。

富士通クラウドテクノロジーズ(以下FJCT)内定者の修士2年の鈴木と申します。今回は私の就活の進め方と、何故FJCTを選んだかを書いていきたいと思います。長文になりますがお付き合いいただけると幸いです。


10年間プログラミングを学んだが、エンジニアの仕事はよく分からなかった

私は中学からプログラミングに触れ、大学院まで10年ほどプログラミングを行ってきました。そのため、就活を始めるとなった時に、IT業界のエンジニアを志望するのは自分にとって当然でした。

修士2年の春に就活を意識した時、私の「ITエンジニア」に対する解像度はそこまで高いわけではありませんでした。プログラミングの勉強は進めていましたが、エンジニアとしての実務経験はないので、「技術を使って仕事をする人」以上の理解は持っていなかったです。
そのため、私の就活は、「仕事をするエンジニア」の解像度を高めるところから始まりました。

▲自宅の作業環境です。モニターを2面使っています。

1:現場のITエンジニアが公開しているブログで情報収集

何かを知ろうとした時、ほとんどの人が最初に行うことはインターネットでの検索です。私も例に漏れず、まずはネットで情報を収集することから始めました。就活の時期になると色々な会社の情報を知ることができます。しかし、採用サイトの紹介記事では大まかな情報は知ることはできても、深く理解できないことが多かったです。そこで、実際に働くITエンジニアの方が公開されているブログや記事を見ることで、段々とIT業界での概況やエンジニアの仕事について、解像度が高くなってきました。

SIer(他社のシステム開発を他社に代わって請け負って開発)と自社開発(自社のシステムやコンテンツを自前で開発)、受託開発や客先派遣。それぞれの働き方やお客様になる業界の違いも含めて、特色があり、触れる技術も違います。実際に夏には、幾つかの業種のインターンに参加して、ネットの情報と比較することで、より理解を深めました。

2:自分が希望する条件を固めて、優先順位を付ける

一通りの情報収集が完了したら、「IT業界」や「エンジニア」の大きな括りの中から、より自分がなりたいITエンジニアの条件を、固めていく必要があります。細かい業種やそれぞれの働き方の「違い」を知ることで、最初はあまり深く理解出来なかった会社の紹介記事から、多くのことを読み取れるようになりました。そして、徐々に志望度に応じた優先順位をつけられるようになったのです。

大まかにでも、自分が必須とする条件が見えていれば、受けるべき会社が判断できます。私が条件としていたのは、言語化すると以下になります。

 • Webのサーバサイドに関わる
 • 新しい技術を取り入れる風土
 • 勉強会などが開催される成長環境
 • 効率的に働ける環境に改善していく文化

もちろん給与や就業時間なども気になりますが、最初に受ける会社を選ぶときには、条件に入れませんでした。内定後に入社する会社を選ぶ際に、詳しく調べていました。

3:受ける企業のカテゴリを決める

4つの条件がマッチする企業は、受託開発の企業や自社サービスを展開している企業が多かったことから、これらの2つのカテゴリに絞って探しました。ほとんどの企業はフロントエンドかサーバサイドなど、技術領域ごとに募集をしていることが多かったので、自分の条件に合うサーバサイドのエンジニアの募集にエントリーをしていきました。

秋にはベンチャー企業など、選考を早く進める企業は、すでに募集を開始しています。この段階で、受ける企業の条件は決定していたので、まずはエントリーシートを提出して面接に挑みました。といっても最初の面接は、登録していた就活サイトでスカウトメールをもらったことで突然決定しました。準備など全くできていませんでしたが、ハードルが高い「最初の面接」を早々に済ますことができたのは幸運でした。

この時期に募集をしている会社は、ラフな雰囲気で行えるカジュアル面談も多かったので、想像していた「怖い面接のイメージ」は次第に無くなっていきました。スカウトメールからの面接だけでなく、自分からの応募も進めて、3か月で20社程度の選考を受けました。早々に落ちてしまう企業や、最終選考まで残った企業など、多くの選考を経験しました。その中でインターネットの情報からは得られない、現役エンジニアの方の生の声は非常に役に立ちました。私の中のなりたいITエンジニアの解像度が、どんどん高まっていきました。

4:入社する1社を決める

私は研究との兼ね合いから、できる限り早めに就活を終えることを決めていました。その時点で内定をいただいた企業の中から、実際に入社する企業を選ぶ必要がありました。

選考が始まった時点では、4つの条件にマッチしている企業です。選考を受けることで、「なりたいITエンジニア」はより明確になっていました。その理想像と最もマッチする企業を選ぶことが良いと思います。最終的に私は「FJCT」を選びました。

FJCTを選んだ4つの理由

FJCTを選んだ理由は以下の4点です。

 • サーバサイドエンジニアが担う、仕事の幅広さ
 • 離職せずに長く働いている人が多い
 • 開発環境を改善していく文化
 • 主要サービスの持続性


どれも共通しているのは「持続可能か」ということです。最近では、転職してキャリアアップしていくエンジニアも増えていますが、私はなるべく一つの良い会社で働いていきたいという考えを持っていました。その考えから、10年先をイメージしながら、会社の事業や文化を調べていました。FJCTはどれもが自分の志向にマッチしていました。

サーバサイドエンジニアが担う、仕事の幅広さ

最近はフロントエンドエンジニアがバックエンドを担うケースも増え、サーバサイドエンジニアの仕事が、よりインフラ寄りになっていると考えています。FJCTは、IaaS(Infrastructure as a Service:ネットワークを通じてインフラ(システムの基盤部分)を提供するクラウドサービスの形態)としてインフラをサービスの主力に置いていますので、私がやりたいサーバサイドに、長く仕事として関わることができると考えました。また、元々の技術の好みとのマッチ具合も大きかったです。技術キーワードとしては、Docker,Golang,Python あたりを参考にマッチする会社を探していました。

離職せずに長く働いている人が多い

前述の長く働きたいという考えから、平均勤続年数も重視していました。ベンチャー企業ですと2〜3年というところも多いので、FJCTはマッチしていました。

開発環境を改善していく文化

長く勤められる会社というと、古い文化や考え方が残っていて、変化に乏しいイメージもあると思います。エンジニアが働く職場では、モダンな開発環境にアップデートし続ける文化が必要です。FJCTではエンジニアタスクフォース(略してETF)という組織があるとテックブログで知り、その文化が醸成されていると感じました。ETFの活動の記事はぜひ読んで見てください。

▼FJCT エンジニアタスクフォース 2021 レポート

主要サービスの持続性

自社開発系の会社における難しさとして、現在成長しているサービスでも、10年先にどうなっているかはわからないことが挙げられます。FJCTが事業で扱う国産クラウドコンピューティングサービス「FJcloud-V / ニフクラ」は、インフラという必要性が高い分野における従量課金型サービスであり、持続可能性が高いと考えています。もちろん巨大な競合他社の存在はありますが、国産クラウドの希少性や、明確に差別化できる強みがあります。サービスに対しては、内定後に役員の方と面談していただき、疑問を解消することで理解や確信につながりました。

以上が私の就活の進め方とFJCTを選んだ理由になります。長文になってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございます。

▼FJcloud-V

▼ニフクラ


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