学部と関係ない志望企業から、内定を獲得するための3つのステップ
【富士通グループ内定者の就職体験記 特集】富士通グループ合同採用の2022年卒の内定者が、就職活動の体験談やノウハウをつづる連載です。今回は株式会社モバイルテクノの内定者、吉田さんに書いていただきました。志望業界と直結しない学部に在籍している場合の就職活動について、つづってくれました。
こんにちは。私は株式会社モバイルテクノから内定をいただいた吉田です。
工学系の大学院卒予定なのですが、その知識を活かして、無線系の業界で就職活動を行っていました。工学系の知識は、理系の中でも活かせる業界が比較的広く、無線系以外でも必要とされる企業が多いため、専攻分野としては恵まれていたと感じています。
このような立場からですが、文系理系問わず就活生の皆さんに参考になるような記事が書ければと思っているので、読んでいただけると幸いです。
そもそも就職活動に学部は関係あるのか
さて、前提の話ですが、そもそも就職活動で受けられる企業の範囲に学部は関係あるのでしょうか?
結論としては、関係はあると思っています。面接で自分の勉強してきた内容を話すことができますし、博士課程限定で募集している企業もあります。
ただし、学部で学んだこと以外の経験や、就職活動の活動量によって、学部の壁を越えることは十分に可能です。
では、具体的にはどのような就職活動を行えばいいでしょうか。
1. まず志望業界と過去の経験の共通点と相違点を見つけよう
まず自分の志望業界を考えてみましょう。
正直、業界選択の理由はどんなものでも構わないと思います。収入が高い業界でも構いませんし、自分が大学で勉強してきた内容が活かせそうな業界でも構いません。
いずれにせよ、志望業界と過去の経験の共通点と相違点を見つけてみましょう。
例えば、業界と過去の経験で共通した部分があれば、その経験をもとに基本的な質問には対応できますし、変化球な質問に対してもそれを軸にして話を拡げることができます。まずは、過去の経験の軸を見つけることが大切だと思います。
では逆に、業界と過去の経験に異なる部分が多い場合は、どうすればよいのでしょうか。一見異なる点というのは意味のない様に思えますが、実はアピールできる可能性も高いのです。
例えば、全く関係のない業界の会社に、「御社にはない、このシステムを導入できます!」と新規性をプレゼンテーションできたり、「御社のこういう部分を変更する際に、自分の独自の経験が役に立ちます!」など、相手が持っていない追加の要素をアピールできることもあります。ただし、やみくもに何でも提案できるわけではありません。その業界を詳しく調べた上で、面接に臨む必要があります。
(上の例では新規性や追加の要素について述べましたが、それがあまりにも実現不可能な内容の場合、面接官の方に「自社のことを調べていない」「思考が浅い」と判断されることもあります。私自身もテレビ業界を志望した際、導入困難なシステムを提案したことがあります。もちろんですが面接は通過できませんでした。今考えれば、相手が求めている内容を提示できなかったことが、不採用の理由だったのかもしれません。)
2. 志望業界以外の説明会にも参加してみよう
調べた次は、実際に企業の雰囲気を体感してみましょう。これはすごく大切で、インターネットの情報や人から聞いた内容だけでは、企業の概要しか理解できません。実際に働く人や現場の様子を自分の目で確認しましょう。
個人的なおすすめプランとしては、志望企業のインターンにまず参加し、説明会等は志望業界以外にも参加してみるといいかもしれません。意外と興味を持ちはじめることも多いので、企業名だけでも気になったら積極的に参加してみましょう。(3月の合同企業説明会に参加もアリです。その場合、1へまたループですが根気強く頑張ってみてください。)
また、早い時期からインターンや説明会に参加すると、企業によっては早期選考を実施するところもあるので、早く内定をいただけるチャンスです。
3. 友人や先生、ハローワーク、教務課を頼って、面接練習をしてみよう
さて、ここからは自分の経験をもとに面接練習をしてみましょう。
面接官役は友達の方でもいいですし、大学の先生、ハロワ等を頼ってみてもいいかもしれません。私の大学では、教務課の方々が就活の時期になると面接練習をしてくださるので、協力していただきました。
その際に、質問や面接の雰囲気を体感しておきましょう。オンラインの場合も同様で、カメラやマイク、ネット環境もちゃんと整えておきましょう。
(どうしても面接練習が困難な場合、大きな声では言えませんが、本命の企業は3社目以降に受けるようにしましょう。あまり最初の方に受けてしまうと、面接に慣れておらず、十分な質疑応答ができない可能性があります。)
どんな経験も、就職活動や今後の人生に役に立ちます
ここまで準備すればあとは面接本番です。
面接前日は準備をしつつ十分な睡眠時間を取りましょう。
面接当日は時間に余裕を持ちましょう。個人的にですが時間に余裕を持っていると心にも余裕ができるので、面接時にあまり緊張しないで挑むことができました。実際の質疑応答も、先ほど書いた自分の軸を持っていれば、慌てることなく受け答えができると思います。
ここまで書きましたが、皆さんには皆さんの考え方があると思うので、私の意見は参考程度にお願いします。大学生活は様々な経験を積めるチャンスです。それがどんな経験であれ、就職活動や今後の人生に役立ちます。その経験を面接官にぶつけてみてください。
皆さんの就職活動が満足のいくものになるように願っています。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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