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文系大学生がSEとして就職するための3つの準備

【内定者の就活体験記 特集】富士通グループ合同採用の2021年卒内定者が、就職活動の体験談やノウハウを語る連載です。第1回は、文系学生でありながら、ICT業界への就職を決めた大武さんに「SEとして就職するために必要な3つの準備」について書いてもらいました。実は、ITに関する知識よりも大事なことがあるそうです。

文系→ICT業界に就職を決めた私が伝えたいこと

文系の大学を2021年に卒業する大武です。
就職活動ではSEとして採用して頂きました。

ICT業界の就職活動を行った文系大学生である私だからこそ、
伝えたいことがあります。
それは…私の経験・振り返りを通して
「文系・非情報系の学生がICT業界の理解・就職をするために、準備をした方が良いこと」です!

この記事が「何をすれば良いのかわからない」、「専攻が情報系ではないから諦めよう」と考えている学生の方にとって、ICT業界への理解を深め、悔いの残らない就職活動を行うための参考となれば幸いです。


ICT業界への就職のための3つの準備

ICT業界の理解を深めることができ、選考でも役に立った行動を3つ挙げます。

①インターンシップ・会社説明会にとにかく参加する
②「ITパスポート」資格を取る。その姿勢をアピールする
③本を読んで、その感想から志望動機を考える

この3つの行動に注力することで、文系でもICT業界への内定を獲得することができました。


①インターンシップ・会社説明会にとにかく参加する

リクナビやマイナビから、学部問わず参加可能なICT業界のインターンシップや会社説明会を探し、22社のインターンシップ・27社の会社説明会に参加しました。研修が充実しているか、文系出身であってもご活躍されている方はいるか、など、不安に感じることを社員の方に直接お伺いしました。質問は参加前に企業のWEBサイトを調べて事前に用意し、ノートにメモしていました。

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(写真: 就職活動で使っていたノート)

とにかく、企業のイベントに積極的に参加して、業界理解・企業理解を深めることが大切です。まずは、動くことを心掛けましょう。同じ文系の大学生も多いことに気づけて、不安も解消できる面もあります。

一方で、プログラミングを体験するインターンシップに参加した際には、情報系を専攻する大学生の課題を終える速さに驚き、不安を感じました。ただ、今思うと、理系学生をそこまで意識する必要はありませんでした。入社後に追いつけばいいのですから。

②「ITパスポート」資格を取る。その姿勢をアピールする

知識を深めるために、「ITパスポート」という資格を取りました。この資格試験では、ITに関する基本的な知識が問われます。試験対策として、「いちばんやさしいITパスポート 絶対合格の教科書+出る順問題集」という参考書を購入。1回目の受験では、2週間勉強した後に試験を受けて10点足らず不合格となりましたが、その後3週間勉強し、2回目の受験で合格しました。

この資格の難易度は他の資格と比べて低いので、基本的な知識の理解には役立ちますが、持っているだけで内定に直結するものではありません。ただし、技術を学ぶ姿勢のアピールには効果的です。文系ではあるが勉強していて、この業界に興味を持っていることと、入社後も進んで勉強する姿勢のアピールには活用できました。

ITの知識を理解する為には、試験結果の合否よりも、資格を取るまでの過程の方が大切です。ITの勉強が苦と感じなければ、就職することの不安の解消にも繋がりますから。

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(写真: ITパスポートの合格証書)

③本を読んで、その感想から志望動機を考える

さらに知識を深めるために、IT関連の書籍を読みました。面接では「最近読んだ本は?」という質問を尋ねられたこともあるので、1冊でも本を読んでおくことをお勧めします。しかし、私は本から学んだITのトレンドや用語を志望動機に無理矢理入れようとするあまり、自分らしさが伝わらない志望動機となってしまいました。

本を読んで考えたことを盛り込んだ、自分らしい志望動機で面接に臨むべきであったと反省しています。就職活動において、IT関連の本を熟読して専門知識を深めるというよりは、本を読んで感じた考えや気持ちが大切です。

志望動機が上手く書けなくて不安…という学生の方は、本を読んだ感想を志望動機に活かすと、より豊かな動機になると思います。

まとめ

ICT業界の理解は、これらの3つの行動で深まります。
しかし、私の失敗例のように、就職活動は覚えた専門用語を発表する機会ではないので、ICT業界の理解を通して感じた、自分の気持ちや考えを大切にしてください。

読んでくださり、ありがとうございました。皆様の就職活動を応援しています。

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