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学校推薦で就活惨敗。本当に自分のやりたいことは、意外なところから見つかった。

【富士通グループ内定者の就活体験記 特集】富士通グループ合同採用の2022年卒の内定者が、就職活動の体験談やノウハウをつづる連載です。今回は富士通エフサス内定者の吉田さんに書いていただきました。最初はうまく行かなかった就活の状況を、自身の努力で好転させたプロセスをつづってくれました。

はじめまして、2022卒富士通エフサス内定者の吉田です

まずはこの記事にアクセスいただいてありがとうございます。

簡単に自己紹介をさせていただきます。
工業高等専門学校(略して高専)に在学中で、情報分野を専門に学んでいる今年20歳のバンドマン(軽音楽部所属)です。
高専について少しだけ説明すると、「5年制」「専門的なことを習う」「就職率が高い」「ものづくりについて学べる」学校です。卒業後は大学への編入も出来ます。

高専というマイノリティな環境で就活をした体験から、身についたものを綴っていこうと思います。自分語りが多くなってしまいますがご了承ください。m(_ _)m

就職しようと決めるまで

私は小さな頃から好奇心が強い子どもでした。

興味のあるものにはなりふり構わず手を出して、やりたいことは全てやるような子どもでした。やりたいと言った習い事は習わせてくれる、恵まれた環境であったことも大きかったと思います。

高専に入学を決めたのも、5年制の学校で専門的なことを学ぶ特殊な「変わった学校」というところに惹かれて入っただけです。やりたいことが明確にあるわけではありませんでした。

進級に必要な単位を取って、部活や友達との遊びに没頭する学生生活を送っていました。そして、4年生の夏休みになると、周りが進路を具体的に考え始めました。

僕もふんわりと「どこかの大学に進学しようかな〜」とは考えていましたが、特にやりたいことがあるわけでもなかった上に、ちょうどコロナの自粛期間で大学生の就職活動が厳しいと聞いていました。そんなときに、家族から「高専というアドバンテージを使って就職したら?」と言われたので進路を進学から就職に変更したのです。

初就活、惨敗

就職しようと決めてから、周りの友達や部活仲間と話しているとすでにやりたいことや行きたい企業が決まっている人が多く、僕のように「これからやりたいこと探そう」という人は少数派でした。

周囲の人の話を聞いて焦り始め、企業セミナーや説明会などに参加してみましたが、特に「あ!この企業良い!!」や「この仕事楽しそう」といった企業は見つかりませんでした。「とりあえず大手から受けていたら間違いないやろ」と初就活でろくな準備も心構えもせず、誰もが知っている企業になんとなくエントリーしていました。

高専では「学校推薦」といって、内定をいただくとその会社に必ず就職する代わりに、選考が優遇されるという制度がありました。この制度のおかげもあり、僕の学校では就職率100%を保ってきました。そのせいもあり、僕には謎の自信がありました。さらには、人と話すことが得意だという自覚があった上で、選考内容が面接のみということもあって受かるだろうと当時はなぜか思っていました(ろくに準備もしていないのになぜそんなに自信があったのか…)。

結果は1次面接落選という悲惨な結果でした(今考えると当たり前だと言えますが)。特別になにか面接で失敗した自覚があるわけでもなかったので、それは落ち込みました。中学受験も高校受験も受かっていた僕にとって、人生で一番大きい失敗に当時は感じていました。

自分を見つめ直すの巻

1社目の就活の反省を就職担当の先生としていた時に「やりたいことを見つける」ということが大事という結論に至り、自分がやりたいこと、好きなことを探すことになりました。
しかし、先ほども書きましたが「やりたいこと」が見つからなかった人間だったので、この課題がもう大変大変大変。同級生や家族、先輩やあげくの果ては後輩にまで「将来やりたいことってある?(あった?)」と聞いて回る日々が何日か続きましたが、答えは出ませんでした。

ある日、学校にある学生相談室でスクールカウンセラーの方にもお話を聞こうと思いました。そこで「やりたいことじゃなく、今までやってきたことで考えてみるのはどう?」というアドバイスを受けました。それは僕にとって新しい視点でした。

今までやってきたことを考え直すに当たって一番頼りになったのは家族、とりわけ両親でした。当たり前ですが、生まれた時から最も長い時間を一番身近で過ごしてきたのは親です。自分のことを自分以上に、もしくは自分の知らない自分を知っているかもしれない存在です。そんな両親に「自分はどんな子だった?」と聞くと「昔から人と関わるのが好きで、人
のために動くことが好きな子だったよ」と言われました。自分のことなのに自分のことを言われている自覚がはじめはありませんでしたが、一度ゆっくり思い返し考えてみると、確かに人のために動くことが好きでよくやっていたなと思いました。驚くことに自分のことなのに自分では自覚していないことだったのです。意外と自分のことでも周りの人の方が知っていることってあるものですね。

こうして自分がどういったことをしてきたかを自覚した僕は、「高専で学んだことを活かして、より多くの人のために働くことができる」企業を探しました。そうして富士通エフサスと出会うことが出来ました。2022年の4月より、富士通エフサスでたくさんの人のために働けることが楽しみです。


自分と関わってくれている人は今までの自分を見てくれている

僕が就活で学んだこと、今回の記事で伝えたいことは、見出しにある通り「自分と関わってくれている人は、今までの自分を見てくれている」ということです。

就活に限らず、日々生きている中で自分に自信が持てなかったり、自分のことがわからなくなることは誰でも起こりうることです。そんな時に自分自身で解決できる人はごく稀だと思います。一人で悩んでいるだけでは解決しないこともあります。自分と関わってくれている人、家族や友達、先輩後輩や先生など、どんな人でもいいです。必ず今までの自分を知ってくれています。その自分は、もしかしたら自分だけでは気づくことのできない自分かもしれません。自分を知るために周りにいる人に「自分ってどんな人?」と聞いてみると思ってもないような話を聞けるかもしれません。

自分で納得できる、好きだと思えるような自分を見つけるために、自分と関わってくれている人と話をするのはいいかもしれませんよ。

自分を形作っているものは自分の中だけにはありません。人と関わることでしか見えない自分もあります。誇れる自分は誰かの目を通さないと、見つけることができないかもしれません。もしもこの記事を読んでいるあなたが自分のことがわからなく迷子になってしまっているのならば、自分の周りを見渡して自分と関わってくれている人を見つけ、その人に自分のことを聞いてみるといいと思います。


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