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クラウドベンダー入社3年目のインフラエンジニアって、普段何してる?【富士通クラウドテクノロジーズ】

こんにちは!富士通クラウドテクノロジーズ(以下、FJCT)採用担当の中井(写真右)です。

今回はFJCTでインフラエンジニアとして働いている柏さん(画像左)にお話を伺いました。記事を通じて、クラウドを作っている会社のエンジニアの仕事や、FJCTの雰囲気について少しでも知っていただけると嬉しいです。

※FJCTの概要について知りたい方は、過去に会社紹介記事をあげているので、そちらもご覧ください!


自己紹介:趣味でホームラボを運用

中井:それでは、始めに自己紹介をお願いします!

柏:ネットワークサービス部に所属している柏です。
2021年4月に新卒でFJCTに入社しました。大学では情報系を専攻していて、ドローンを使った無線ネットワークについて研究していました。
趣味は、ゲームや散歩、映画鑑賞のほかに、おうちにサーバーを置いて色々検証するいわゆるホームラボみたいなこともしています。

中井:柏さんのほかにも、自宅にサーバーを置いている社員の話はよく聞きますね。

柏さん:そうですね。FJCTには自宅でサーバー運用している人たちが集うSlackチャンネルもあるので、ホームラボに関心のある方は入社後にチャンネルへ参加することをオススメします!

柏さんのホームラボの様子

仕事内容:インフラエンジニア(ネットワーク)の企画

中井:現在の業務内容を教えてください!

柏:私は仮想ネットワークの領域を担当するチームで、「FJcloud-V/ニフクラ」のネットワークサービスの企画から開発、検証、運用まで携わっていて、最近は主に企画を担当しています。

中井:ネットワークサービスの企画ってどんなことをするのでしょうか?

柏:ネットワークサービスの企画の仕事は、既存のネットワークでの実現可否、サービス内容、コスト面の検討がメインになります。チームメンバーと相談しながら、最適なプランを設計するのが仕事です。アイデア自体は既に存在するものを詰めていく形で進めていて、サービス内容や課金形態などを検討しています。現在は、新規サービスの企画に取り組んでおり、そのサービスを提供する際の懸念事項などを洗い出しています。

中井:企画はお客様からの要望に応える形で検討され始めるのですか?

柏:インフラとアプリ側で、視点が違うと思っています。インフラ側は、このサービスないと困るっていうものが結構あるので、機能面に関してお客様からの要望に応えることもあります。ただ、それよりも、例えば既存の機器をソフトウェア製品で置き換えることで、コストを下げたり、運用しやすくしたりできないかという視点で企画をしています。その結果、機能の追加などのエンハンスがしやすくなり、お客様により良いサービスを提供できるのではないかと考えています。一方、アプリ側は新しい技術を使って提供できるものがあるのではないかという視点で検討することもあると思います。

仕事のやりがい:インフラを支える責任と「自動化」の面白さ

中井:ネットワーク領域のエンジニアを選んだ理由はなんでしょうか?

柏: FJCTの志望理由とも重なるのですが、自己紹介でもお伝えした通り、学生時代にネットワークについて学んでいたので、ネットワークの知識が活かせる環境で働きたいなと思っていました。その中でクラウド業界はネットワークの知識を活かせる業界の1つだと考えていたので、FJCTでエンジニアになろうと決めました。

中井:なるほど、柏さんはネットワーク系のエンジニアになることを軸に就活をしていたんですね。

柏:そうですね。あと、FJCTへの入社を決めた理由は他にもあって、説明会やインターンシップに参加した際に、実際に社内で働いているエンジニアとお話しして、結構雰囲気が良いなって思ったのでFJCTを選んだっていう感じです。

中井:ちなみに、柏さんが思う雰囲気の良い会社の条件ってなんでしょうか?

柏:私は、「エンジニアサイドが生き生きしているか」だと思っています。学生時代に参加した、FJCTのインターン後の懇親会に、たくさんのエンジニアが来てくださって、楽しそうに会話していたのが印象的でした。

中井:仕事をしていてやりがいに感じる部分はどんなところでしょうか?

柏:私は仕事をしていて、多くのお客様に利用してもらえていることにやりがいを感じています。ただ、多くの人に役立っていると思う反面、もし障害が発生した場合は多くの人に迷惑をかけることになるため、責任も大きいですがその分やりがいも強く感じています。

中井:インフラエンジニアをやっていて楽しいと思えるのはどんなところでしょうか?

柏:大規模なインフラを運用する上で、「自動化」は避けて通れません。インフラの構築において、実際にVM(仮想マシン)やアプリをデプロイする作業は自動化していきます。自分はその際に、コードを書いて自動化を進めていくところが好きですね。なので、手作業だった部分を自動化したいと考えている人は、インフラエンジニアに向いていると思います。

働き方:1日のタイムスケジュールを公開!

中井:平均的な1日のタイムスケジュールについて教えてください!

柏:1日のスケジュールは用意したスライドのようなイメージです。「業務」って書いているところは最近だと企画に関する仕事が多いですね。ミーティングは業務全体の内訳でいうと1~2割くらいで、社内の人と打ち合わせすることが多いです。月に1回外部ベンダーの方と定期ミーティングを行う機会もあるので、外部の人と関わる機会が0というわけではありません。

中井:次に柏さんが所属しているチームの雰囲気について教えてほしいのですが、まずチームのみなさんテレワークがメインですか?

柏:そうですね。人によって出社頻度は異なると思いますが、私は出社しない月も結構ありますね。

中井:なるほど。ちなみに、テレワークされている中で、チームメンバーとのコミュニケーションをとる機会は結構あるんですか?

柏:ありますよ。あとは年次とか関係なく、誰でも自分の思ったことをお互いに言い合うよう雰囲気を結構大事にしている組織なのかなと感じています。例えば週に1回業務時間内で「お茶会」という名前の雑談会があって、そこでは他のチームの社員をゲストに呼んで雑談をしています。あとは、マネージャーとの1on1ミーティングが週に1回あるので、コミュニケーションは密に取れていると思います!

業務で扱う技術:AnsibleやVMwareの製品に触れたり、GolangやPythonでプログラミング

中井:普段の業務では、どのような技術に触れていますか?

柏:基本的に触れるのはスライドに記載した通りですが、最近だとAnsibleを書いたり、VMwareの製品に触れたり、GolangやPythonでプログラミング書いたりすることもありますね。

中井:色んな技術を扱っているんですね!ちなみに、柏さんはこれらの知識は入社前から持ち合わせていたのですか?

柏:全然そんなことなくて、学生時代は、仮想化技術だとDocker、プログラミングだとPythonは少し触った程度で、AnsibleやVMware製品周りの知識は0に近い状態でした。もし、インフラエンジニアを目指すなら、言語は問わないですがプログラミングに触れた経験はあった方がいいと思いますし、Linuxにも多少触れておいた方がよいとは思っています。ただ、逆に言えば、これらの経験が多少あれば、あとは研修や配属後のOJTで必要な知識を身につけることができるので、不安に感じる必要はないと思います!

中井:学生時代に学んでおいてよかった、学んでおけばよかったと思うものはありますか?

柏:学生時代は情報系を専攻していたので、エンジニアとして働くにあたっては少しアドバンテージがあると思われるかもしれませんが、勉強はちゃんとやっていたけど、真面目にやっていたというわけではありません(笑)。正直なところ、大学で学んだことが全て、仕事で直接役に立っているという感覚はあまりなかったです。

大事なのは行き当たった問題を解決する力だと思っています。仕事をしていると、これまでに学んだ知識が活かされることもありますが、ほとんどの場合は初めて直面する問題が待ち受けています。なので、問題に行き詰まった時はエラーについて調べたり、ドキュメントを読んだりして、自分で解決する力が業務には必要だと入社してから感じています。なので、知識も大事だとは思いますが、課題をどうやって解決するかという能力を養っておくことが大事だと考えています。

推しポイント:Open&ShareとNo Boundaryな社内文化

中井:柏さんが思うFJCTの推しポイントって何がありますか?

柏:1つは、技術研修と職場体験ですね。FJCTは技術研修と職場体験を経て本配属という流れになるので、実際に配属先を選ぶ時も、2回の職場体験を経験してから配属希望を出せるところはかなり良いと思っています。

あとは、Open&ShareとNo Boundaryな社内文化ですね。まず、Open&Shareの文化について話すと、FJCTでは主にSlackを使ってコミュニケーションしていますが、情報交換をできるだけパブリックな場所で行うようルール化されています。そのため、Slackを使ったコミュニケーションが結構盛んで、技術的なことや会社の課題について議論していて、こうした会話に自分が気軽に参加することもありますし、パブリックな場所で会話しているので、そのやり取りを見て学びを得ることもあります。

次に、No Boundaryな文化というのは、年次とか部署の垣根を超えてやりたいと思ったことにチャレンジさせてもらえる風土です。例えば、自分は採用活動に興味があることを上司に相談したら、インターンや採用イベントなどの採用活動に携わることができました。その他にも社内開発環境(GitLab)の運用や社外のカンファレンスなど、興味のある活動に参加したり、色んな経験をさせてもらっています。

今後のキャリア:ソフトウェアの技術力でネットワークの課題を解決するエンジニアに

中井:柏さんは今後どういったキャリアを考えていますか?

柏:私はネットワークの知識を持って入社しましたが、現在考えていることは、ソフトウェアの力でネットワークに関する課題を解決できるエンジニアになりたいと考えています。有名な言葉に「Software is eating the world」というものがあります。この言葉が示すように、ソフトウェアの考え方は、ますます重要になっていくと思っていて、私は今後もソフトウェアに関する知識を積極的に学んでいきたいです。

就活生へ:インフラエンジニアの市場価値は高い!

中井:就活生へアドバイスをください!

柏:まずは、就活についてはあまり気張らずに、肩の力を抜いて楽しむ気持ちで取り組んでいいのかなと思っています。もちろん就活生は会社から選ばれる立場にありますが、逆に言えば、会社を選ぶ立場でもあると思います。なので、積極的に採用イベントなどに参加して、自分にとって興味深い仕事を見つけることが大切だと思っています。

あと、インフラエンジニアという仕事は、エンジニア職の中でも比較的地味なイメージを持たれるかもしれません。しかし、インフラは必要不可欠で、誰かがやらなければならない仕事の1つです。また、大規模なインフラを運用するからこそチャレンジできる部分もたくさんある仕事なので、市場価値の高いエンジニアとして成長したい人にはオススメの職種だと思っています!

おわりに

今回、FJCTのインフラエンジニア職や社内文化について、柏さんにお話を聞くことができました。記事を通じて少しでも、FJCTやインフラエンジニアについて興味を持っていただけたら嬉しいです。

また、もっとFJCTで取り組んでいる技術的な話について知りたい方は「FJCT Tech blog」もぜひ読んでみてください!

ここまで読んでいただきありがとうございました。


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