家族、友人、バイト仲間。周りの人と一緒に乗り越えた、私の就活体験記
みなさん、初めまして。富士通ネットワークソリューションズから内定をいただき、2023年春から入社予定の大学4年の龍崎です。
この記事では楽観的な私が、周りの人に支えられて就活を行う中で、就活のためにしてよかったことを体験談(失敗談?)と共にお話ししたいと思います。就活では体力的にも精神的にも大変なことがたくさんあると思いますが、この記事を読んで少しでも就職活動に不安を抱える人の力になれたらうれしいです。
「え、就活ってやること多すぎないか?」
私は普段からとても楽観的で、就職活動に対しても、
「これまでの人生もいろいろあったけど、何とかなってきたから今回も大丈夫でしょう!」
という謎の根拠があり、あまり深く考えずにゆるく就職活動をスタートしました。
しかし実際にはじめてみると、私の「なんとかなるだろう」論はすぐにぶち壊されました。ESや自己分析、業界研究、企業選び、面接対策などなど、考えなくてはいけないことが山ほどあったのです。これらはすべて、就活を意識していれば当たり前にあるとわかっていたことですが、何も考えずにはじめた私にとっては衝撃的な事実で、
「え、就活ってやること多すぎないか?」
と思い、私はここではじめて就活への危機感を感じました。
「今までのすべての困難は、●●で乗り越えてきた!」
危機感を感じた私は、気持ちを入れ替えて、いろんなことに力を入れ始めました。
ESや自己分析など、とにかく思いつくことに手を付けて、この不安な気持ちを早くなくしたい、、、という思いでいっぱいでした。ですが、今まで準備運動すらしてこなかった人が、急に走り出すことができるわけはなく、やること全部が中途半端で、納得のいく成果は得られませんでした。
就活に行き詰まった私は、自己分析を行う中であることに気づきました。
「今までの困難はすべて周りの人の支えがあって乗り越えてきた!」ということです。
1人で焦って、空回りしていた私には「就活は1人で乗り越えるもの」というガチガチの固定概念がありましたが、私には支えてくれる人がいるじゃないか!と気づくことができたのです。
そして、ここから私の本当の(周囲を巻き込んだ)就職活動が始まりました。
「私ってどんな人ですか?」
周囲からの助けが必要だと気づき、私はまず初めに
「私ってどんな人ですか?」
と友人やバイト仲間、家族など、たくさんの人に聞き込みをはじめました。いわゆる「他己分析」です。
一人で就活を頑張っていた頃、私の思考は超ネガティブで、自分のいいところがわからず、どうしても自分に自信が持てませんでした。
ですが、他の人から見た私の特徴や性格を聞いていくと、今まで自分でも気づかなかった長所や大切にしていることを発見することができたのです。
また、人と会話しながら分析することで、一人の時はまとまらずに悩んだことや膨らまなかった話題についても、今までのことが嘘だったようにすんなり解決していきました。
さらに調子がいいようですが、ネガティブ思考になっていた私にとって、周囲の人からもらったたくさんの肯定的な意見は、就活に対するモチベーションをぐんと上げてくれました。この一つひとつの言葉が、大きなターニングポイントになりました。
こうして、他の人から教えてもらった自分の情報をもとに、あらためて納得のいく「自己分析」を行うことができたのです。
「他己分析」で最初にやるべきこと
私はこの質問をする際に必ず、悩みとともに、先に自分の意見を伝えるようにしていました。
なにも考えずに意見だけ求めるのは、相談される側にとってみれば
「まず自分で考えてから来いよ!!」
と感じてしまいますし、急に聞かれてもどう答えればいいのか戸惑ってしまうと思います。
(みんながみんなそう思うわけではないですが)
先にこちらからの意見を提示することで、そのような事態を防ぐことができますし、こちらがどのような情報を求めているのか簡単に伝えられます。
また、自分の考えに対しての意見ももらえるため、新しいことを知ると同時に、自分の考えの深掘りもしてもらえて一石二鳥です。個人的にはかなり自己分析がやりやすくなったので、「他己分析」をする際には、意識してみてください。
面接で緊張しないためにやってきたこと
あらためて自己分析をしたおかげで少し自信がついた私ですが、実際の面接ですべてを完璧に話せるのか、、、というのはまた別問題でした。
これまでの人生で受けた面接と言えば、英検の2次試験やアルバイトの面接くらいの私にとって、就活の面接はとにかく
「緊張」
この一言につきます。
緊張というのはどれだけ練習をしても、決してなくなることはないと就活を終えた今でも思います。しかし緊張しないくらい対策をすることで、すこしでも緊張を和らげることは可能でした。
面接で私が大切だと感じたことは「事前準備」と「面接経験」。緊張してしまうと、頭の中が真っ白になってしまう私は、面接対策でも周りに助けを求めました。
頼んだ内容は
「面接官役、お願いします!」でした(笑)
私は友人や両親に、ネット上にある「面接官が質問すること」をピックアップして、台本を作成して、面接(仮)を実施したのです。
面接はどうしたって人と会話するのだから、対人練習をしないと始まらないと考えたからです。実際に面接(仮)をすると、自分がどこで言葉が止まってしまうのか気づけると同時に、面接官(友人等)からその場でおかしな点を指摘してもらえました。
また面接官がどのような意図で質問しているのか考えて答えることで、様々な質問に対する自分なりの意見を持てるようになりました。
実際にこの練習を頼むのも、するのもなかなか恥ずかしいことかもしれませんが、面接で味わう緊張に比べたら、友人や家族に面接をしてもらうことなんて、あの頃の私には朝飯前でした。
こうして着々と面接の事前準備を行っていきましたが、それでもなお足りないのが「面接経験」です。
とにかく実際に面接をうけて、経験を積むしかありません。
「面接は慣れ」とよく言われていますが、本当にその通りだと思います。
最初の面接はもちろん、ものすごく緊張します(実際に緊張しました)が、何度もこなす中で、自分の意見の伝え方や、面接への緊張を和らげることができました。
就活終盤は、経験を積むことでどんどん面接で「自分らしさ」を出せるようになっていきました。そして、「達成感や楽しさ」を感じるようになっていました。
こうして周囲の人から支えられ、無事に内定をいただき私の就職活動は終わりを迎えました。
最後になりますが、ここまで私の就活体験記を読んでくださり、ありがとうございました。
終わってみれば、就活も今まで味わったことのない経験で、今ではいい思い出でになりました。これから就活を始める人も、今現在頑張っている人も、就活で悩んだ時には「こんな風に就活を乗り越えた人もいるんだ」と笑い飛ばしてください!そんな風に思ってもらえると、私もとてもうれしいです。
皆さんの就職活動が良いものとなるように心から願っています!