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教授推薦で受けた会社が1次面接で落ちた。そこから私の「就活武装」が始まった。

【富士通グループ内定者の就活体験記 特集】富士通グループ合同採用の2022年卒の内定者が、就職活動の体験談やノウハウをつづる連載です。今回はモバイルテクノ内定者の荒川さんに書いていただきました。教授推薦で落ちてからの就活対策をつづってくれました。

はじめまして 運良くモバイルテクノに内定を頂いた2022年卒の荒川です。
早々に就活を終え、内々定を貰って院の研究活動に勤しんでるはずでした。。

しかし、現実はそううまくは行きません。
教授に推薦いただき、無線関係の企業を最初に受けたのですが、その会社の一次面接に落ちたところからこの話は始まります。


教授推薦の会社に落ちた原因は、経験不足と思慮不足

落ちた理由は2つ。至ってシンプルで「場慣れ」と「勉強不足」です。

面接は1時間ほどの時間で自分のことややりたいことを話す必要があります。私はその場で言いたい事を言えませんでした。程よい緊張感だったらいいのですが、ガチガチだったので、面接官との意思疎通も上手くできません。気を遣っていただき、聞き方を変えてくれても、自分のことをうまく表現するのは難しかったです。

また勉強不足に関してですが、比重は「自分の勉強領域」<「企業に対する勉強」と感じました。私は事前のアンケートで、興味がある分野を片っ端からチェックしてしまったんですね。ESやそのようなアンケートを元に、面接で質問されるのは今では知っていますが、当時は何も分かりませんでした。後先考えずにESやアンケートを記入してしまったことで、その後の面接で答えに窮してしまったのです。やはりその企業のことを事前に勉強してから、選考に臨むべきでした。


二度と同じ経験をしないように、3つの対処を行った

失敗はしましたが、良い経験にはなりました。そこで、次の企業からは以下の3つ(+1?)を気を付けることにしました。

・話慣れておく
1つめは、非常にシンプルな対処方法です。面接で緊張しなくなるまでこなすことを徹底しました。緊張が完全にゼロにはならなかったのですが、自分が言いたい事が言えるくらいには慣れました。前述の二の舞になると思って、最寄りの就職課やマイナビ等のエージェントを活用しました。最初はメモ帳に1000文字くらい、話したいことをバーッと書き出していました。事前に調べたことをすぐ話せることや、自分の頭の整理にもなるので、何度も話す練習は必要と個人的には感じました。

・長く話しすぎない
訊かれたことに対して返していると、+αで話してしまうときがあると思います。そうすると余計なことを言ってしまい、一体何を伝えたかったのか分からなくなることもあります。場合によっては、藪蛇になって面接での評価を落とすことも。このような事態を避けるために、今では素直に訊かれたにことだけ、しっかりと答えるようにしています。

・自分の得意領域で話す
自分は電波伝搬という技術を専攻していますが、そのすべてを修めているわけではありません。分からない話にはしっかりと「分からない」と伝える必要があると思っています。その場で考えるのも勿論良いと思いますが、それは事前に知識がある状態での話です。知識が無い場合でも、なんとなくの答えは出せると思いますが、憶測で答えるのは危険です。面接官からの信頼を損ない、「何もわかってないな」と評価されるリスクもあります。自分の自信のある領域の知識や経験をもとにESを書き、そこでも足りない場合は、徹底的に調べる。憶測に基づいて、必要以上に盛った内容は、書かない方がいいと思います。


音響とカメラに投資して、面接での印象を向上

これは気持ちの持ち様もしくは変な裏技かと思われるかもしれませんが、音響とカメラは面接官に与える印象につながるので、できる範囲で拘った方が良いと思っています。(ちょっとだけ真面目な話です)

まずカメラについて、です。今後どうなるかは分かりませんが、リモート環境での面接がメインである以上、優先度は高いと思います。カメラの画質が良ければ、相手に対する自分の印象も良くなりますし、逆に悪いとストレスを感じさせる原因にもなり得ます。面接など、企業とのコミュニケーションを重視する方なら、少しお金をかけても良いと思います。デジタル1眼レフまで行くとやりすぎな気もしたので、私は10,000円前後のものを購入しました。

次に音響について。相手と円滑なコミュニケーションを行うためには、音の解像度が高いものが必要だと考えています。特にマイクはカメラほどではありませんが、相手に対する自分の印象に影響があるため、こだわって良い部分だと思います。私はHyperXを購入しました。

武装完了ニュー自分

上記の取り組みを通じて、自分のやるべきことの整理を行いました。

私は電波伝搬という電波について研究しています。以前は漠然と無線関係と考えていましたが、実測とシミュレーションで日々比較を行っているので、「研究で培ったものを活かせる仕事をしたい」と次第に強く思うようになりました。それにより志望動機に「新しい無線システムの研究や開発に挑戦したい。革新的なシミュレーション方法や実測方法の研究・開発の業務で貢献したい」と書けるようになりました。

面接では、自分のことを自信を持って伝える、余計なことは言わない、分からないことは分からないと答える。この3鉄則を「自分史上最強の盾」として身体に馴染ませてきました。勿論、自分の今までやってきた経験が最強の剣です。

この取り組みによって本当に良くなっていたのかは正直わかりません。

ただ1つの結果として、モバイルテクノから内定を頂けました。


おわりに

当初は自分の準備不足に絶望していました。それでも自分のせいなので、できることをしっかり武装していくことに尽きると思います。

恐らくここまで稚拙な文章を読んでいただいている方は器用な方だと思うので、自分よりは失敗が少ないと思います。

もし失敗したなと感じたら、一人でできることには限界がありますので、就職課や知人の方に聞いてみてください。色々なアプローチを教えてくれますし、答えにならなくても何かしらヒントがあると思います。

やはり一瞬の手抜かりなく準備が必要だと思います。特に、文章より言葉は取り繕いにくいので、普段からちょっとだけ意識するのも良いでしょう。

そして一番伝えたい事は、根詰めすぎると人は壊れてしまうので、適度に休憩してマイペースに就職活動を進めてほしいです。

それではここまでお付き合いいただきありがとうございました。
貴方の就職活動がより良いものになることを心から祈っています。

▼荒川さんの内定先、モバイルテクノのnoteはこちら

▼富士通グループ会社のnoteはこちら


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