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【採用担当コラムvol.6】気になる企業への熱意の伝え方5選

みなさんこんにちは!
今月の採用担当コラム担当、吉田です。
最近は暖かい日も増え、春の訪れを感じますね。

外に出たい!けど花粉もすごい!!そんな季節、花粉症の私は外出時に覚悟が必要です(笑)

3月、いよいよ就職活動本番の時期がやってきました。
今回は、就活に欠かせない面接において、とても重要な「熱意の伝え方」についてご紹介したいと思います!

「興味のある会社へどのようにしたら熱意が伝わるだろうか」
このように考える方も多いのではないでしょうか。
限られた面接時間の中で、相手に対してどのようなことを話すべきか、どう伝えるべきか、一緒に考えていきましょう。

①「5W2H」で考えてみる

まずは、5W2Hをご存知でしょうか。
コミュニケーションを取るうえで「正確にものごと伝える」ためのフレームワーク(考え方の枠組み)です。

【5W】
When(いつ)、Where(どこで)、Who(誰が)、
Why(なぜ)、What(何を)、

【2H】
How(どのように)、How much(いくら)

この5W2Hを使い整理してみましょう。
(今回はHow muchを除きます)

When:熱意を伝える適切なタイミングはどこか
Where:熱意を伝える適切な場はどこか
Who:熱意を誰に伝えるべきか
Why:なぜ熱意を伝えるのか
What:熱意をどんな内容で言うべきか
How:どうやって熱意を伝えるのか

「何をどう伝えれば分からない!」という方は、一つひとつの項目を整理していくと、アタマがすっきりすると思います。「この項目が弱いな、、」と感じたものを、情報収集したり、自身で深掘りして考えることで、相手により確実に熱意が伝わるのです。

②相手はどんな人(企業)なのか?考える

続いて、「会社」を「人」に置き換えて考えてみましょう。

「興味のある会社へどのようにしたら熱意が伝わるか」ではなく、
「興味のあるへどのようにしたら熱意が伝わるか」

このように問いを立てると、まず考えるべきは相手(企業)が何者なのか?ということです。
面接でのコミュニケーションは、「会社」ではなく「人」です。「会社」という抽象的な概念で捉えるよりも、「人を相手にモノを伝えればいい」と考えることにより、気持ちが楽になりますし、対策も立てやすくなります

これまで業界研究・企業研究などを意識的に、無意識的に行っていたのは、自分にフィットする業界・企業を探すほかに、実は「うまく熱意を伝えらえる相手を見つけるため」でもありました。それくらい、感覚的な相性は大事なのです。「ああこの会社いいな」「この会社で働いてみたいな」と思う会社に出会ったら、とにかくその会社について詳しくなってください。

③会社に詳しくなるための視点・方法

そして、会社に詳しくなるための視点や情報収集の方法を思いつくまま挙げてみました。

【会社に詳しくなるための視点】
①全体的な視点:業界での立ち位置、特徴はどうなのか
②詳細な視点:事業内容はどうなのか
③客観的な視点:他社から見てどう見える会社か
④主観的な視点:自身でどう感じるか

【情報収集の方法】
・これらの視点に基づいて、公式Webで調べる、非公式(書き込み系)Webで調べる
・説明会・イベントに参加する、社員と直接話す
・先生・キャリアセンターの方から聞く、同級生の仲間、友人に聞く

などなど、あらゆる手段を使って収集することができますね!
企業のことを様々な目線からよく知り、そこをおさえた上でしっかり伝えることが大切です!

では、どう伝えればいいのか。考えてみましょう。

④共感を生み出すためのポイント

まずはみなさんの目線で考えてみたいと思います。
ゼミ、サークル、部活、バイトなど組織で活動をする場面において、この人と一緒に頑張りたい!と思う時はどんな時でしょうか?

いろいろと感じることがあると思いますが、おそらくは「共感」というのが一つのキーではないかと思います。
企業にとっても考え方は同様です。採用の場面では、「この学生と共感するところがあるなぁ」と強く思える学生に出会うために多くの学生と面接を行っています。

そして、共感のポイントは、みなさんと企業の特徴、考え方、価値観・仕事観、方向性、志などになります。
これらについて直感的、論理的の双方の観点から、みなさん自身と企業の間で共通する点を伝えられるようにしましょう。

<学生目線>
直感的
・理屈抜きに夢中になる、楽しいと思う趣味
・無意識にやってしまう行動の癖、思考の癖
・他者と比較すると際立って感じる特徴

論理的
・熱心に勉強してきた分野
・自己分析診断で出ている強み・弱み
・能動的、意識的に選択してきた行動

<企業目線>
直感的
・企業で醸成されている理念・方針
・社員一人ひとりの雰囲気
・同業他社と比較しての特徴

論理的
・重点的に取り組んできた事業領域
・業界地図や就職四季報などで得られる強み・弱み
・これまでの経営戦略、経営マネジメント


上記項目について、みなさんと企業において「共通点」を考えてみてください。たとえば、「自分の特徴と、企業の社員の雰囲気が似ている」「熱心に勉強してきた分野が、企業の事業領域と共通している」といった共通点が、企業と学生の共感の接点になるのです。

⑤伝え方の基本

対面で相手に何かを伝えるとき、構成される情報は
・言語情報
・聴覚情報
・視覚情報

の3つがあります。

・言語情報
 伝える内容、言葉そのもの

・聴覚情報
 声の響き、トーン、間、口癖

・視覚情報
 表情、身振り手振り、身だしなみ、歩き方、動き方


人の印象は
視覚情報>聴覚情報>言語情報
の順で影響を受けやすいと言われています。
どんなに話す内容や話し方が良くても、表情や身振り手振りによって良し悪しが左右される可能性があるということです。
参考:メラビアンの法則
本法則は諸説ありますが、有名な法則です。興味がある方はメラビアンでググってみてください

想いをうまく伝えるには、この3つの情報を意識してできるだけベストな状態で相手に届ける必要があります。
これらの質を上げるためにはやはり練習・訓練するほかないと思います。
ただここに時間を取りすぎるのはあまり得策ではありませんので、話す内容について深掘りする方に時間を使うといいでしょう。身だしなみも少しだけ意識しましょう!

最低限意識すべきこと

最後に、企業への印象を極端に悪くしそうな変な癖はないかという点だけ、チェックして修正しておきましょう。
あとはできるだけありのままの自分を出してください。自分の言葉で熱量を伝えてみてください。
熱量といっても妙にハイテンションになる必要はありません。自分なりのテンションで語ってみてください。


以上、
気になる企業への「熱意の伝え方」でした!
多くの企業の選考を予定していると、つい目の前のことに必死になってしまいがちですが、そんな時、落ち着いて何を伝えるべきか、一度整理してみてください。

皆さんの参考になればうれしいです!
最後までお読みいただきありがとうございました!

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