文系入社の若手社員の挑戦~Japan AWS Jr. Champions での表彰までの軌跡~【富士通株式会社】
こんにちは!富士通 人材採用センターの狩野です。
今回は富士通でソリューションエンジニアとして働いている齋藤さんにお話を伺いました。齋藤さんは、文系学部を卒業し富士通へ入社。4年目の現在は社内外でスキルアップのために様々なチャレンジをしています。
エンジニアの業務内容や、どのような挑戦ができる環境なのか。同僚や上司との対談も交え、若手社員の活躍をご紹介いたします!
社会学部卒でエンジニア職に。金融系のシステム構築を担当
狩野:まず始めに自己紹介をお願いします!
齋藤:富士通Finance Services事業本部に所属している、齋藤です。大学では、社会学部に通っており、2021年4月に新卒で富士通に入社しました。これまで、ソリューションエンジニア職として、地域金融機関のシステム構築の担当や、金融業界のお客様を担当してきました。また社外でも活動しており、つい先日、1年間の2023 Japan AWS Jr. Champions としての活動を終了いたしました!
狩野: 文系からエンジニアへの挑戦、そして社外活動など非常に多岐にわたってご活躍されていますね!ちなみに、今の職種はもともと希望されていたのですか?
齋藤:最初は、文系所属ということもあり漠然と営業職なども見ていました。ただその途中で、モノづくりに携わりたいと感じ、エンジニアとして働くことができるIT業界を志望するようになったのです!小さいころ小説を読むことが好きだったり、ゲームを作るソフトを触ってみて楽しいと感じた経験が、今に繋がっているのかもしれません。
新人研修や先輩のフォローによって、スキルを習得。社内SNSで資格取得の情報交換も
狩野:文系(非情報系)からの挑戦ということですが、不安はなかったですか・・?またそこからどのように知識やスキルを獲得していったのでしょうか?
齋藤:入社直後は、ITの知識がない状態だったので、正直不安でした(笑)。ただ、入社後は新人研修で基礎を学ぶことができ、本配属後はチームの先輩に質問をしながら、学んでいきました。
先輩たちからは、単なる知識だけでなく、その背景や考え方まで詳しく教えてもらい、徐々に自分で考えてシステム構築ができるようになっていきました。また、社内SNSを活用して資格取得の情報交換を行えたので、モチベーションを保って勉強も続けることができました!
狩野:気軽に社内のメンバーと繋がることのできる社内SNSの存在は心強いですよね!同じ目標を目指す仲間と情報交換をしながら高めあう姿勢がとても素敵です。
齋藤:もちろん、学生時代の経験が活きた瞬間もあります!授業やゼミを通して、文献や論文を読み解き、自分の意見をまとめる力は、エンジニアの業務にも繋がっていると感じています。
お客様へソリューションを提供するにあたって、扱う製品やプラットフォームのドキュメントを読み込み、できること/できないことを整理する必要があります。そのためには膨大な情報の中から必要な箇所を見極める力や、限られた時間の中で理解する力、お客様に伝わるよう適切に組み立てる力が求められます。こういったところに大学でやってきたことが活きていますね。
狩野:エンジニアの仕事をしていてやりがいに感じる部分はどんなところでしょうか?
齋藤:システムの設計構築ではお客様との対話の中で要望をくみ取り、いかにシステムに落とし込めるかが求められます。これまでの経験を活かしてお客様に納得してもらえる形で構築できた瞬間は嬉しいですし、また、徐々に自分で考えて動ける範囲が大きくなっているのを実感すると、強くやりがいを感じます。
~参考情報~より詳しく知りたい方はこちらもご覧ください!
齋藤さんや他2名の社員による、就職活動・業務経験談をご覧いただけます。
若手社員を選出する、Japan AWS Jr. Champions 表彰までの軌跡
2023年度に富士通からJapan AWS Jr. Champions (Amazon Web Service社が、日本のパートナー企業に所属する若手エンジニアで、積極的に活動している人を表彰するプログラム)として選出された、齋藤さん、そして井上さんにもお越しいただきお話を聞いてみました!
狩野:3年目でJapan AWS Jr. Champions で表彰されましたが、どのような活動を進めましたか?
齋藤:パートナーベンダーに所属する若手社員から選出されたコミュニティの中で、スペシャルセミナーを開催し、LT会*1という技術に関する発表の場を月に数回実施しています。
*1:Lightning Talksの略で勉強会やイベント、カンファレンスなどで行われる短いプレゼンテーションのこと
狩野:所属部署での業務の他に、社外のコミュニティでも技術に関する情報を学び、社内向けにイベントを開催されてきたのですね!1年間2人で活動されてきたとのことですが、やはり安心できる瞬間や、刺激になることも多かったのではないでしょうか?
井上:自分一人では、勉強会やイベントの立ち上げまではできなかったと思います。齋藤さんがAWSとの連携や企画立案など、アクティブに主導して動いてくださったおかげで多くの機会を設けることができました。
齋藤:イベント企画の際は、内容設計だけでなく、参加者募集や、当日までの連絡など想像以上にやることが沢山ありました。井上さんは業務で社内の人材育成に携わられていて、企画の通し方や勉強会当日の参加者のフォローなど色々とアドバイスいただきました。普段の業務では社内向けのアプローチをあまり経験しないので、とても勉強になりました。
狩野:お二人で切磋琢磨しながら努力されてきたことが伝わってきました!その中でも、挑戦してよかったと感じることはありましたか?
齋藤:AWSの技術に特化して、ソース構築をする時間が確保できるなど、全力を注ぎ、しっかり理解をすることができた点ですね。
井上:同世代のAWSに詳しいメンバーから刺激を得られたことや、社外の方と関われるチャンスが大きく広がったことも嬉しかったです。
狩野:今後エンジニアや、Japan AWS Jr. Champions を目指す皆さんにむけて、伝えたいことはありますか?
齋藤:Japan AWS Jr. Champions は、認定されて終わりではなく、そこから社内外をリードする力が求められます。これまで触れてこなかったけどAWSの技術を活用できるようになりたい方や、コミュニティをリードしていきたい方には、ぜひチャレンジいただきたいですね。
井上:クラウドやAIは常にアップデートされていく最新のテクノロジーなので、今までの経験や年次に関わらず、積極的に学んでいくことで自分の武器にできます。
ぜひ今後エンジニアになる皆さんにも、臆さずに挑戦してみてほしいです!
狩野:バックグラウンドに関係なく、やってみたいことに挑戦することが大切ということですね!それでは、井上さんここまでありがとうございました!
社外での活動を、社内の人たちが応援してくれる
狩野:ところで、齋藤さんがJapan AWS Jr. championsへ参加を志したきっかけはなんでしょうか?
齋藤: もともと社内SNSで資格取得の勉強法を発信していた際に、その発信を見かけた先輩社員からJapan AWS Jr. championsに応募しないかと声がけいただき、挑戦してみることにしました。
狩野: SNSを使って発信をしていたことで、新たなチャレンジへの道が開けたのですね!学生時代のバックグランドに関係なく、一人ひとりが入社後どんな活動をしてきたか、何をしたいのかが大事になると感じました。また、この取り組みへ挑戦した結果、どのような経験を得られましたか?
齋藤:他社の優秀な若手の方たちからも刺激を得られました。また、勉強会企画、LT会などの社外発信を通して、社内にも働きかけることで、普段の業務の中でも1人前のエンジニアとして企画・運営を任せてもらえることが増えましたね。富士通は、社内のコミュニケーションがとりやすいだけでなく、こうした業務以外での活動を上司やチームが応援してくれる会社だと感じます。
狩野:挑戦への背景には、周囲の応援やサポートもあったのですね!今回は齋藤さんの上司である、加藤さんからも普段の様子や、今後への期待についてコメントをいただきました!
加藤:齋藤さんは、上昇志向が強く、こちらからいう前に自分でやることを見つけて、切り開いていける方です。これからへの期待としては、自らチームを率いて、私のことも飛び越えるくらい(笑)、飛躍的に伸びていっていただきたいと思っています!
齋藤:とても嬉しいです。普段から1on1での会話を通して、将来のキャリアや自分の進みたい方向を相談して、考えるきっかけをいただいています。今はチームを引っ張ることに苦労するときもあるのですが、加藤さんの背中を追いかけて、これからも頑張ります!
今後のキャリアについて
狩野:齋藤さんは今後どういったキャリアを考えていますか?
齋藤:リーダーとしてプロジェクトを力強く引っ張っていくことのできるエンジニアになりたいです。そして、各エンジニアが社外へ発信していけるような体制づくりにも注力して、より活動の規模を大きくしていきたいと考えています!
狩野:最後に、就活生へアドバイスをください!
齋藤:特にIT未経験から挑戦してみたいという方は、不安になる瞬間が少なからずあると思います。富士通には、自分で学習したいことを学べる環境や、情報交換できる文化、またチームメンバーからのフォロー体制も充実しています。出身学部に関わらず成長していくことができますので、こうした機会を活かしながら、ぜひ一歩ずつ成長の道を歩んでいただけたらと思っています!
おわりに
今回は富士通のソリューションエンジニア職や挑戦の文化について、齋藤さんにお話を聞くことができました。記事を通じて少しでも、富士通グループへ入社した際にどのように成長していくことができるのか、イメージをお持ちいただけましたら嬉しいです。
ここまで読んでいただきありがとうございました。