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トラブルを報告したくない、、と思わなくてもいい無線ハードウェア開発。その仕事の魅力と1日の流れ。

【富士通グループ現場社員のnote特集】学生のみなさんに現場のリアルを知って欲しい!との思いで、特集を立ち上げました。様々な現場社員に、仕事のやりがい、職場の様子や働き方についてつづってもらう「現場社員note」。今回はモバイルテクノで無線系ハードウェアエンジニアとして活躍している、小野寺さんが書いてくれました。

モバイルテクノ
無線系ハードウェア開発エンジニア
小野寺

<プロフィール>
四国から都内の大学・同大学院へ進学。大学では無線・主に高周波回路系を専攻し、そのままその分野で2015年に就職しました。そういえば高校時代から「電波少年」とか言われていたかもしれません(笑)。


「首都圏・原則転勤等なし」でモバイルテクノを選んだ

親の趣味を手伝う(?)形でアマチュア無線の免許を取るため、高校1~2年のころに、当時の自分にとっては意味不明な無線工学を学んで、免許を取得しました。高校で習う数学がどうしてこんな形で出てくるんだろう?と興味を持った記憶があります。回路の計算に円周率がでてきたり・・今となってはわかりますが当時は理解不能でした。(ちなみに当時、高松の受験会場で5~6人、私以外は全員が年配の方でした。)

そんな流れもあり、大学も通信・無線系が学べる学部・学科へ進学し、就職もそのまま無線系のハード開発ができる会社で探していました。ハード開発となると、地方の工場勤務になる会社も多いので日本全国どこでもいくつもりで就活をしていたのですが、そのなかで首都圏で開発専門の仕事に就けるモバイルテクノを見つけ応募しました。他にも無線開発系の会社を受けていましたが、結局最後の決め手は、「首都圏・原則転勤等なし」という勤務条件でした。


無線ハードウェア開発の1日の流れ

午前在宅・昼実験室のパターンです。状況によってさまざまですが、
原則在宅となって、コアタイムも廃止され柔軟に働けるようになりました。

8:45~ 業務開始 メール確認・軽く昨日の結果まとめなど(在宅)
10:00~11:00 チーム内打合せ(進捗確認)
11:30~ 実験室へ移動開始
移動&昼食 移動中のご飯だと選択肢が多い!
13:00~ 実験室で作業
18:30 頃 退社

現在は朝の進捗確認以外は決まりきった打合せ等がなく、随時必要なときにという具合です。


入社6年目で基板設計+アナログ主信号系を任されるように

お客様に対して、最適な無線技術を提供することが組織としてのミッションです。私の仕事は、始めは大学での専攻であったRF回路開発の色が強かったのですが、次第に裾野を広げていき、DAC/ADCを含む回路からデジタル信号処理部の評価まで、幅広く担当するようになりました。

ちょうどコロナで緊急事態宣言が出たころに、新規開発案件にアサインされ、ただひとりでRF基板開発とアナログ主信号系を任されることになりました。原則在宅勤務となったのでほぼ自宅で設計を完成させ、モノが出来上がってくると同時に、出社中心に切り替えて実測評価を行いました。ハード開発はどうしても出社が多くなりますが、それでも最近はテレワークを適宜併用しながら取り組んでいます。


「このままではトラブルが収まりません!」と素直に言える社風

「自分で手を動かしてモノを作ったり、動かしたい!」という思いを元々持っていたので、仕事上でそれが実現できているというのがまずは第一です。就職以前もいろいろと手を出してはいたのですが、個人で楽しんでいるだけというだけで、他人と一緒に何かを作った経験はありませんでした。会社でのモノ作りは、自分の考えたものや作り上げたものが何か大きなものの一部分になって動いていたり、自分の作ったものに対してお客さんやチームメイトが喜んでくれたりと、様々な経験をできることが、モチベーションに繋がっているのかなと思います。

当然ながら忙しいときもあります。モノを作る以上は必ず想定外の動きがでてきますし、そのせいで次の工程(システムテストとか、製造とか・・)の人が止まってしまう。お客様や仲間に迷惑を掛けるわけにはいかないので、責任感を持ちながら対処をしています。

そんな中でも、ピリピリすることなく冷静に対処しようという風土が、モバイルテクノには根付いていると思います。上司やチームメンバーにも、「このままでは対処できません。もうちょっと調べさせてください」とオープンに相談できるく空気があります。自分が忙しいときに不具合を見つけてしまうと、あまり自分の口から報告したくない気持ちにもなるのですが、そこで気を遣わなくてもいいのがありがたいです。この仕事をする上では、職場の雰囲気がとても大切なことだと思います。

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