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自分の直した方がいいところを人事に直接聞く。そこから就活の快進撃が始まった。

【内定者の就職体験記 特集】富士通グループ合同採用の2021年卒内定者(入社者)が、就職活動の体験談やノウハウを語る連載です。第12回は、心理学科卒でSEとしての内定を獲得した上原さんに書いてもらいました。失敗から這い上がってきたプロセスからは、学べることが多くあると思います。

はじめまして。2021年卒業の上原です。
私は地元の富士通グループ企業でSEとして働き始めました。

今回、私にとって戸惑い尽くしの就活体験について書いていこうと思います。

【はじめてのリモート面接】

富士通グループ会社の1次面接は、私にとって初めてのリモート面接でした。大学の就職支援による面接講座も受けてはいましたが、コロナ前だったこともあり、リモートでの面接方法は習っていませんでした。

そのため、はじめは対面式の面接よりも緊張した覚えがあります。

回線が乱れて、音声が聞き取れなかったらどうしよう…

不安を抱えながらの面接でしたが、いざリモート面接をしてみると対面式とそこまで形式は変わらない印象でした。

たとえ回線の影響で音声が聞き取れなかったとしても、落ち着いて
「すみません。音声が乱れてしまったので、もう一度質問を伺ってもいいですか」
とお願いすれば、面接官の方は快く対応してくれました。

初めてのリモート面接でしたが、対面面接の練習を重ねていたので、言葉を詰まらせることなく面接を受けることが出来ました。


【突然の人事からの電話「これは終わった!」】

1次面接から数日後。メールで「最終面接のご案内」の件名を見た時、正直とてもはしゃぎました(笑)

最終面接の予約をすぐに入れ、最終面接も受かりたいと気持ちがより強くなっていました。

そんな数日後、富士通グループ合同の人事の方から突然電話がかかってきました。


「最終面接の予約を忘れていませんか?」


予約したつもりでいた私はすぐに理解できませんでしたが、少ししてから自分の失敗に気付き始めました。

富士通グループ合同採用の選考には、「併願制度」というシステムがあります。

合同採用対象会社の中で志望会社が数社あった場合でも共通一次面接ということで1次面接は1回のみ、それを通過すれば、志望している会社ごとの最終面接へ進めるものです。

私は併願制度を利用し2社志望を出していましたが、1社のみの予約をとって満足し、もう1社の希望を出していた企業の予約を忘れました。大失態です。


これは終わった!


予約を忘れるなんて希望を出していた企業に失礼すぎるし、電話が掛かってくるまで自分で気づけなかったのも駄目すぎるし、人事からの印象は、とんでもなく悪い!!!

頭の中はそんな感情で埋め尽くされてしまい、かなり焦りました。

予約の手続きの話が終わると、人事の方は面接に進むグループ企業への質問対応や、1次面接のフィードバックなどの時間を設けて下さりました。
それにもかかわらず、私は自分の失敗を気にして挽回せねばと焦りが勝り、終始慌ただしい返答をしていました。

そんな様子から人事の方からは、

「落ち着いて話したらもっと上原さんの良さが出ると思うから勿体ないと感じました」

と言われる始末でした…

そんなどう今考えてもポジティブな意味合いではないこのコメントに対して、

「嬉しいです!ありがとうございます!」

と意味の分からない返答をしたことは、思い出すたびに恥ずかしくなります。

あまりにとんちんかんな私の返答に人事の方は

「今、僕褒めたか?(笑)」

と正しいツッコミを入れていました。


「面接で直した方がいいことを教えてください」

とんちんかんで駄目すぎる対応ばかりの私でしたが、勘違いではなく、正当に人事の方から褒められた部分がひとつだけありました。

それは「1次面接で直したほうがいいと思うポイントがあれば、教えていただきたいです」と質問したことでした。

「面接で自分が駄目だったところを聞いてくれる人は珍しいよ!アドバイスをもらって、直そうとする姿勢いいね。」

と褒めて頂けました。

また面接を受ける前に送っていた志望動機の内容を確認して下さり、「ITに関連した専門的な自分の力をよりアピールしたほうが良いよ」とアドバイスまで頂けました。

電話を終えた後、私はすぐに志望動機を作り直し始めました。

文系の自分がIT業界で発揮できる強みは何だろう。。

心理学のゼミで、質問紙調査の心理分析をパソコンで行った経験を思い出しました。そこで学んだことは、企業が行っている金融サービスのなかで、活用できると考えました。そのように、企業の事業内容と、大学で学んだ知識や技術を繋げながら、面接当日に備えました。

選考を落とされてもおかしくはない自分を、人事の方が拾ってくれた。「もう怖がることはない、精一杯やろう!」という気持ちになっていました。


「私の入退室の動作を見てもらってもいいですか?」

そして予約し忘れていたグループ企業への面接日になりました。
面接形式はリモートではなく、対面形式でした(コロナ感染拡大前)。

またその日は少しだけイレギュラーなことが起こりました。それは私の前の時間の志望者が来ることが出来なくなり、私が前倒しで面接を受けることになったのです。

面接を受ける企業の待合室には、電話で話した人事の方が待っていました。

人事の方は、時間を急遽早めてもらい申し訳ないと伝えて頂き…、
一方で私は、予約をし忘れてしまったことや電話の対応に対して謝罪し…、
人事の方との対面の出会いは、謝り合いになっていました。

そして謝りあった後も、面接までに時間がありました。

面接前に人事の方と一緒に無言でいるのはなんか勿体ない気がする…
と考えていると入退室の動作のことを思い出しました。
家で入退室の練習はしていましたが、自然に見えているか私は不安に思っていました。

そこで、人事の方に「私の入退室の動作を見てもらってもいいですか?」と厚かましいお願いをしてしまいました。

人事の方には快く対応して頂き、面接前に不安要素を無くすことが出来ました。
そのこともあり面接は緊張せずに行え、自分にとって納得のいく面接になりました。


失敗は仕方がない。その後の行動で挽回できる

結果、富士通グループ会社2社とも最終面接を通過することが出来ました。
そして私はその中の1社に入社して、現在に至ります。

私が今回の就活経験で学んだことは、失敗してもいい。そこから成功するための行動をすべきということです。

失敗はしないに越したことはありません。
ですが油断することで、失敗をすることもあります。
重要なのは、失敗後に行動するかしないかだと思います。

私の場合、面接で至らないことを聞いたり、苦手な入退室の動作を確認してもらったりと、行動することで納得のいく面接をすることが出来ました。

就職活動をするなかで、失敗をすることがあるかもしれません。
ですが、なるべく凹まず引きずらず、次に繋がる行動を意識してみてください。
失敗を自分が成長するきっかけに作り変えることが出来るはずです。

あと言えることは、面接の予約が出来ているかはしっかりと確認してみてください(笑)

皆さんの就職活動が納得のいくものになることを願います。
ここまで読んで下さりありがとうございました。

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