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マンガの美少女キャラクターが不採用の理由を教えてくれた。そして、僕は復活した。

【内定者の就職体験記 特集】富士通グループ合同採用の2021年卒内定者(入社者)が、就職活動の体験談やノウハウを語る連載です。最後になる第13回は、IoT・ネットワーク関連の企業に就職した安部さんに書いてもらいました。あるマンガのキャラクターとの出会いが、就職活動の転機になったそうです。


はじめまして。運良く富士通グループに内定を頂いて、現在就業中の2021年卒の安部です。

オタクの沼で溺死している僕が慢心しすぎた結果、ちょっと大変な就活になってしまったお話です。

これを読んで、「こんな就活の進め方もあるのか!」と参考にしてもらえれば幸いです。

「就活余裕じゃん」から不採用までの軌跡

僕は2019年度の夏インターンシップに複数社応募しました。

大手企業ばかりエントリーしていたので不安だったのですが、結果は逆で思っていた以上のインターンに合格しました。

ここで思いました「就活は余裕じゃん」
見事なフラグ建築です。フラグ一級建築士です。

インターンシップでは、実際の開発を通して人に相談する主体性を身につけましたが、当然、フラグはしっかり回収しました。

何も準備することなく、3月の早期選考に臨んだところ、面接であっさりと不採用になったのです。

今思えば、業界研究や自己分析が足りていなかったのです。

不採用の原因を気付かせてくれたマンガ

ただ、このままではマズいと思って、不採用になった理由を考えたところ、思い当たったのが志望理由です。

最初に不採用になった面接でも、はっきりとした回答ができていなかったと思います。

この不採用の理由に気づかせてくれた作品がNEW GAME!!でした。

(ちなみに、家で半分以上が未開封の状態で積んでありました。人はなぜ積んでしまうのだろうか…)


NEW GAME!! の青葉ちゃんとの出会い

はい、あのアニメ化もされているほのぼの社畜系作品のNEW GAME!!です。

内容は可愛い女の子がゲーム会社で働いている作品です。

その原作5巻での主人公、青葉ちゃんの面接での志望理由を見て、完全敗北しました。

青葉ちゃんは、「目標となる人がいて、同じようにキャラデザをやりたいからゲーム会社に入りたい」と言っていました。

一方で、僕は「漠然とネットワーク系に興味があります」と言っていただけ。動機としては漠然としすぎていて、面接ではふわっとした感じの芯のない答えしかできませんでした。

このことから自分も何かはっきりとした目的を考える必要があるのではと考えました。

自分には青葉ちゃんのような夢もなく、具体的に何がやりたいのかもはっきりとしていませんでした。マンガのキャラに気付かされた情けない奴です。


気付いた。僕はただモノづくりをしたかった

改めて、志望動機を振り返って、目標や目的を持って行動することの大切さを感じました。それから、自分のやってきたこととネットワーク系の仕事を組み合わせて、そこから自分がやりたいことを導き出しました。そして、その会社に貢献できることの両方を考え、その内容を具体的に書くことにしました。

僕はプログラムやはんだ付けなど簡単な電子工作ができます。

これは電子工作がやりたいからできるようになったのではなく、ただモノづくりをしたかったからだと思います(今はキーボードをのんびり作っています)。

そこで、そこで、志望動機として「IoTのようなモノの開発とネットワークの両方をやりたい」ということに加え「5Gなどの通信分野で、今後さら増加する需要に応えられるシステムの開発を行いたい。そして、会社と社会に貢献したい」と書くようにしました。

これでどう結果が変わったかはわかりません。

でも一つだけ確かなのは富士通グループの1社からは内定を頂けました。

内定はゴールではない

就職活動では、自分のやりたいことをベースに、その企業で何を貢献できるのかを具体的に考えて、伝えていくのが良いと思います。

将来「内定先がここで良かった」と思えれば就活は成功だと考えているので、就職後に何を成すかが個人的には重要だと思っています。

内定をゴールと思わずに慢心せず頑張っていきましょう。

どうでもいいことですが、僕はNEW GAME!!よりごちうさ推しです。

メンタルが逝きそうになったときにでもどうぞ。

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