【直撃】面接官インタビュー~面接の疑問すべてをぶつけてみました~
平野アナ:おはようございます。富士通合同採用キャスターの平野です。
本日は就職活動で最大の壁とも言える面接について、実際の面接官にお話を伺い、学生の皆さんの疑問を解決していければと思います。
富士通グループ合同採用の責任者・リーダーにインタビュー!
平野アナ:本日のコメンテーターをご紹介いたします。
富士通グループ合同採用で面接を担当している小島行博さん、後田政司さんです。宜しくお願いいたします。
小島面接官:どうぞ宜しくお願いいたします。
後田面接官:宜しくお願いいたします。
平野アナ:続きまして、就職活動中の川田玲菜さんです。
本日は川田さんからも、直接面接官に質問をしていただこうと思います。
川田就活生:お忙しいところありがとうございます。宜しくお願いいたします!
Q1:面接って何を見ていますか?
平野アナ:では早速ですが、本題に入りたいと思います。
まずは学生から一番質問が多い、こちらです。漠然としていますが、やはり気になりますよね。小島さんどうですか?
小島面接官:難しいですね~。なかなか一言では言えないのですが、エントリーシートに書かれていることや、学生さんが話すことの「裏側」を理解しようと考えています。表面的ではないところ「見えない部分」を見ています。
平野アナ:なるほど。深いですね。後田さんいかがですか?
後田面接官:僕はですね、まずは「人柄」ですよね。小島さんが仰ったことももちろん見ています。あと、最近オンライン面接で見るようにしているのは「表情」なんです。話しているときの表情、相槌、話を聞く姿勢に性格が表れていると思っています。
平野アナ:オンラインでも表情からその方の人柄が伝わるのですね。
Q2:合同採用での、基本的な面接の流れと内容は?
平野アナ:続いては、富士通合同採用での面接について可能な範囲で教えて頂けますか?
小島面接官:オーソドックスな流れですよ。学生さんがあまり緊張しないように、話しやすい話題からお聞きするようにしています。エントリーシートに書いてある内容を質問することもありますが、あまりそこだけに捉われない聞き方をしています。
また、あちこちに話が分散しないように、なるべくひとつの話題に対して、掘り下げて質問することを意識しています。
平野アナ:なるほど。面接官側も学生さんが話しやすいように配慮しているのですね。
面接で重視するポイントは各社によって違うと思いますが、富士通グループとして共通の観点があれば教えてください。
小島面接官:そうですね。例えば、エントリーシートに自己PRや学生時代に頑張ったことを書いてくれていたとして。それはどうして頑張れたのか。その学生さんのパーパス、原動力、何を大切に頑張っているのか、といった「なぜ」の部分を聞くようにしています。ちゃんと自分の軸があるか、内省できているのか。
その方向性・根っこの部分が富士通の方向性とマッチするかどうか、考えながら話を聞いています。
Q3:印象の良い学生と、良くない学生の違いは?
平野アナ:次は小島さんの体験談をお聞きします。毎年たくさんの学生さんとお話されていると思いますが、印象の良かった学生、少し良くなかった学生の違いを教えてください。
小島面接官:先ほどの後田さんの話と重なりますが、表情は大事ですよね。
笑顔で話してくれる方、そうではない方では印象が違いますね。
面接官側も笑顔で雰囲気作りをしていますが、向こうからは返ってこないとき、通じ合えないときは少し残念ですね。そこは面接どうこうではなく、人と人のコミュニケーションにおいて肝心なことだと思います。
Q4:ネットの通信が途切れた場合は、合否に影響しますか?
平野アナ:では、ここからは現役就活生の川田さんから質問をしていただきます!
就活生川田さん:はい!FHRC大学から参りました、川田です。緊張していますがよろしくお願いしますっっ!
早速質問です。これは体験談ですが、面接中ネット環境がよくなくて途中で途切れた場合、結果に影響するんですか?
後田面接官:そこはご安心ください。結果には影響しません。僕も過去に通信環境が急に悪くなっちゃったことがありますが、その時は電話面接に切り替えて面接しました。事前準備はもちろん大事ですが、突然のトラブルはつきものなので、その際は落ち着いて面接官と対応方法を考えましょう。
就活生川田さん:よかったです。ホッとした顔(´◉◞౪◟◉)
Q5:オンラインと対面面接の違いはありますか?
就活生川田さん:今はほとんどの面接がオンラインなのですが、対面面接との違いはありますか?
小島面接官:オンラインだと限られた画しか見えないので、面接官側としては、情報量は少なくなってしまいます。一方で、学生側としては、普段と同じ環境(自分の部屋など)で面接が受けられることは心理的安全性が高く、メリットではないかなと思います。
後田面接官:あ!でも、いま思い出したんですけどね。以前、オンライン面接で待機していた時に、学生さんのカメラがオンになっていて、
上半身はキチッとスーツ着ていたんですが、ズボンは部屋着でダルンダルンになっている姿が見えたことがあって!!
リラックスしすぎた状態は、時にデメリットになることもあるので皆さん気を付けてくださいね(笑)
Q6:うまく回答できない質問があったら、その場で不合格が決まりますか?
就活生川田さん:こんなこと聞いていいのか迷うのですが…面接中に上手く回答できない質問があったとき、その場で不合格が決まっているのですか?
後田面接官:そんなことはないですよ。学生さんが緊張していることは理解しているので、答えにくそうにしているときは質問を変えたり、合いの手を入れてコミュニケーションをとるようにしています。そこだけがダメだったからといって不合格になるわけではなく、最終的な総合判断をしています。
就活生川田さん:そうなんですね!じゃあ最後まであきらめちゃダメですね!
Q7:「最後に、何か質問ありますか?」と言われますが、何を質問すればいいですか?
就活生川田さん:面接の最後に「質問はありますか?」って聞かれるのですが、あれはどういう意図があるのでしょうか?何を聞けばよいのですか?
後田面接官:本当に入社したいと思っている会社に対しては、質問したいことがあると思うので「質問はありませんか?」とお聞きしています。何かを試しているわけではないので、率直な疑問を言ってもらえればと思います。なので、今日もじゃんじゃん聞いてください!川田さん!
就活生川田さん:ありがとうございます。以前、あえてひねくれた質問をしてしまったことがあったので、これからは素直に気になることを聞きたいと思います。
Q8:面接官は、学生によって、質問を変えていますか?
就活生川田さん:なんでも聞いていい、ということなので、どんどん聞きます!学生によって質問される内容は違うんですか?
後田面接官:はい、僕の場合は人によって全く違います。事前に出していただいたエントリーシートを前日までに読み込んでいるので、「ここ聞いてほしいんだろうな~」という部分にチェックして、そこを掘り下げるようにしています。
平野アナ:ちなみに小島さんはどうですか?
小島面接官:僕も学生さんによって変えています。
平野アナ:そうなんですね。では同じ会社の面接でも、友達が聞かれたこととは違う質問をされることもあるのですね。
後田面接官:はい、もう全く違うと思います(ちょっと悪い顔)
Q9:ぶっちゃけ、わざと意地悪な質問をすることはあるのですか?
就活生川田さん:質問内容は学生に合わせて変えていることは分かったのですが、わざと意地悪な質問をすることってありますか?
小島面接官:私は意地悪はしません。良い関係性の中で話を聞きたいと思っているので。
平野アナ:なるほど。後田さんいかがですか?
後田面接官:僕は鬼の後田と言われているので・・・
後田面接官:すみません、キャラを見失いました。小島さん同様、僕も良い雰囲気で話していきたいので敢えて意地悪はしません。ただ、話をしているうちに「さっき言ってたことと違うぞ?」となった場合は突っ込むことがあります。
あとは、志望動機は掘り下げて聞くことが多いので、技術のことなどを知ったかぶりで書いちゃうと答えられない学生さんがたまにいるんですよ。そうなると学生さんからしたら「意地悪された」と思うかもしれません。
平野アナ:そうなんですね。自分が書いたことには深く突っ込まれることがある。そう思っておけば大丈夫そうですね。面接官は敵ではないですもんね。
Q10:全ての会社に「御社は第一志望です」と言うべきですか?
就活生川田さん:面接中に志望度の高さ・低さってバレていますか?富士通合同採用のように併願ができる場合なども、全部の会社に「第一志望です」って言うべきなのでしょうか?
後田面接官:これね、すごく難しいところなので僕の想いを話しますね。
過去に、とても優秀な学生さんで「御社が第一志望です」と社長や役員にも宣言してくれて、会社側も大喜びで「これが嘘だったら人間不信になっちゃうよ~」なんて話していたくらい期待していた学生さんがいたんですよ。でも。その方に内定辞退されちゃってね。
正直、学生さんの本心を見抜くのは難しいなと思いました。僕自身も面接で「会社のどこに魅力を感じているのか」「入社後どんなことをしたいのか」を聞くことで志望度や熱意を確認しているのですが、その一件があって、ちょっと自信を無くしちゃった経験がありますね。
(もちろん、その学生さんを責めているわけではないですよ)
平野アナ:なるほど。就活は、学生さんにとっては言うまでもなく重要なイベントですが、面接官にとっても一緒に働く仲間を探す大事な場ですもんね。真剣だし想いを持って対応されていますよね。
最終的に一社しか選べないので内定辞退をする会社がでるのは仕方ないですが、面接の直前ドタキャンや無断キャンセルは最低限のマナーとして避けるべきですね。
後田面接官:そうですね。あんまり乱暴なことをされると面接官も傷ついちゃいます。また、全部の会社に第一志望と答えるべきか、という質問に関しては、「御社は第三志望です!」と言うわけにはいかないと思うので(笑)、「第一志望群です」や「志望度は高いです」など少し言い方に配慮されたら良いかなと。
平野アナ:なるほど…小島さんのお考えもお聞きしてよろしいですか?
小島面接官:私は、面接は「会社 対 人」というより、「人 対 人」のコミュニケーションの場だと思っています。面接官も一人の人間なのでね。やっぱり正直に答えてほしいなと。
第一志望ではないのに「第一志望です!」と嘘をつくのではなく、正直に「迷っています」と答えるのもアリだし。先ほどの逆質問の話でもあったけど、正直に、誠意をもってお互い臨めたらいいなと思っています。
就活生川田さん:ありがとうございます!面接官の方の想いが聞けて大変勉強になりました!面接は絶対緊張しますが、一生懸命準備して頑張ります!
最後に。就活生のみなさんへ
平野アナ:以上で本日のインタビューは終了となります。最後にコメンテーターのお二人から就活生の皆さんへのエールをいただきます!
後田面接官:はい!就活って皆さんエントリーシートや面接など沢山準備をされると思うのですが、僕は完璧に準備しすぎるのもどうかな?と思うのです。「この質問がきたらこう答える」と決め過ぎちゃうと、柔軟に応対できなくなるので。あくまでも自然体で臨んでもらえればなと思います!面接でお会いした際はよろしくお願いします!!
小島面接官:我々富士通グループ社員は、常に学生の皆さんに誠実に向き合いたいと思っています。また、社会に出ている一人の先輩としても、皆さんが成長していくひとつの過程である新卒就活が、明るく、希望に満ちたものになるようサポートしていきます。
もしかしたら、皆さんが選ぶ道は富士通ではないかもしれない、それはご縁の世界なのでね。でも、そうだとしても、就活を通して出会えた、一期一会を大切にして向き合っていきたいなと思っています。学生の皆さんもそう思っていただけたら嬉しいです。
平野アナ:ありがとうございます!以上、
【直撃】面接官インタビュー~面接の疑問すべてぶつけてみました~
でした!また次の放送でお会いしましょう!!
裏話
こちらの記事、実は富士通グループ合同採用の採用担当が演技をしているんですよ!
学生の皆さんが少しでも、安心して就職活動が行えるよう、楽しい記事にしてみました!
イベントや選考中にどこかで出会えるかもしれません★
自分たちの演技に爆笑している風景です↓
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