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文系出身SEが、入社1年の成長と苦労を振り返った。

こんにちは。グループ合同採用チームの青野です。
今回は富士通鹿児島インフォネットの2年目(2020年入社)の川畑美紗妃さん(写真左)に配属当時と、現在を比べて、変化や成長した部分をうかがいました。

川畑さんのプロフィールをご紹介いたします。

■川畑美紗妃(かわばた みさき)
・出身学部
 教育学部 教育心理学専修
「発達障害児臨床心理学」を専攻。自閉症を中心とする発達障害児の社会参加・職業的自立を支援する研究をしていました。

・所属部署
 ITを活用して地元のお客様の業務を支える、サービスインテグレーション統括部 エンタープライズチームに所属しています。

・担当業務
 トラックの運行管理システム開発


驚きと不安が大きかった新人研修と配属

青野「入社後の新人研修はどうでした?難しかったですか?」

川畑「新人研修の中でもプログラミングを学ぶ技術研修は、未経験者の私には難しかったです。正直に言いますと、配属後もちゃんとSEとして仕事ができるか不安になりました」 

青野「部署に配属になったのは、いつ頃でした?」

川畑「新人研修が約2ヶ月間あったので、6月頃から今のエンタープライズチームに配属されました。事前にチームの業務内容などの説明を受けたのですが、自分自身が想像していた業務とは全く違い、驚きと不安がありましたね」

青野「想像と違ったんですね」

川畑「統計とかデータ分析に関わる業務を担当することになりました。そのような仕事が、そもそもSEの仕事だと思っていませんでした」


理解度を上げるためにオリジナルの「業務MAP」を作成

青野「実際に業務に携わるようになって、最初にぶつかった壁は何ですか?」

川畑「チーム内のメンバーでプロジェクトの状況を共有する会議が、定期的に開かれています。そこで、初めて聞く単語が多すぎて、内容を理解できず、何の話をしているんだろうなぁ〜と。もちろんメモも取っていたのですが、多すぎてメモしきれない感じでした」

青野「今はチーム会の内容は理解できるようになったんですか?」

川畑「今でも分からない単語は出てきますが、最初ほどではないです。初めは、分からないことが多すぎたので、トレーナー(=教育担当の先輩社員)に相談して、会議にPCを持ち込みその場で調べていました。さらに、メンバーにインタビューをして、個別にプロジェクトの説明をしていただきました。まだ完成はしていないのですが、自分の理解度を整理するために業務MAPも作成中です」

青野「業務MAP?」

川畑「チーム内のプロジェクトをまとめた資料です。自分の理解度を可視化できるように作ろうと思いました。自分へのテストみたいなイメージです」


「自分はどう思うのか」を会話の中で常に伝える

青野「自分から先輩方にインタビューしたんですね!行動力が凄いですね」

川畑「インタビューも含めて先輩方に質問する中で、聴き方・話し方のスキルも向上しました。学生の頃は曖昧な単語を使って話すことも多かったのですが、今では具体的な表現や適切な言葉をきちんと考えて伝えることを意識できています」

青野「話し方も聞き方もそうですが、コミュニケーションに求められるものって、学生と社会人で結構違いますよね。凄く言葉に表し辛いものだけど…」

川畑「なんというか、質問した後『自分はどうするのか』といった、会話の中で"常に自分の意志が必須"といった感じで」

青野「当事者意識や責任感を自分の言葉で伝えるのは、プロジェクトを進める上ではとても大切ですね」


プログラミングとテストの経験の中で、学んだことがつながった

青野「最初に参加したプロジェクトは?」

川畑「今でも続いているのですが、WEBアプリのシステム開発のUI(ユーザーインターフェース)工程に参加しました」

青野「UI工程ってことは画面設計かな?」

川畑「そうですね。画面の設計書作りから始まりました。『エラーメッセージを出すタイミングや内容』『ボタンを押したときメッセージや処理の内容』など、画面で表示される部分の設計書を作りました」

青野「1年目でそこまで任されるんですね!やっぱり難しかったですか?」

川畑「一言でまとめると、すべきことが分からなかったですね(笑)。UI工程の前の作業であるRD(システム要件定義)工程で作成された要件書を見ながら、作業をしていました。画面の中身をどのように動かせばよいのかを考えるのですが、何をすべきか、自分の理解が浅くて…トレーナーにすぐに質問をしていました」

青野「研修終了後すぐは難しいですよね。ちなみに、分かるようになってきたのはいつ頃ですか?」

川畑「プログラミング作業した時ですかね。実際にプログラミングをして処理を走らせることで、今まで作ってきた設計書の内容が形として見ることができます。やってきたことがつながった感覚がありました

青野「新人研修で学んだことが理解できたという感じですかね」

川畑「さらにプログラミングの次の工程であるPT(プログラムテスト)工程では、設計書やソースの抜けなどが見つかりましたし、また、理解が進んだことで他の人の設計書とも見比べることができるようになりました。そこで、自分が作った設計書の未熟さに気付きましたね…細かいことですが、他の人が書いていた情報やコメントの重要性も理解できるようになりました」

青野「新人研修の時と比べると、技術スキルはどのように向上しましたか?」

川畑「大きく成長したと思います。研修時はJavaを使って何をしているのかが分からなかったです。コードの内容を理解できていないまま、テキスト通りにコードを書き写しているような感じでした。でも、今では、コードの性能を理解した上で、書き方の効率化もできるように。研修時と比べると次のステップに進んだと思いますね」


これにてインタビューは終了しました。

技術面も意識面も成長を感じられる1年間だったようです。

もともと川畑さんはプログラミング未経験で、技術面での不安は大きかったようです。しかし周囲の先輩のサポートを受けながら、着実に次のステップで進んでいるのを実感されていました。

富士通鹿児島インフォネットはもちろん、富士通グループでは、新人さんをしっかりとサポートする制度と環境が整っていますので、是非ご応募ください。