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セールス?SE?どっちがいいの?職種の疑問を内定者が先輩社員にインタビュー!

皆さん、こんにちは!

今回の記事では、SE(ソリューションエンジニア)職とセールス職、それぞれの職種の業務やキャリアについて、内定者の目線から先輩社員にインタビューを行いました。
現在進行形で活躍する先輩社員が語った現場のリアルを、就活生の皆さんに向けて、私たち内定者の目線で共有できればうれしいです!



メンバー紹介

【富士通 先輩社員】
セールスからSEに転身した長枝さん×理系修士卒でセールスに従事する佐藤さん
2人は入社3年目の同期です。研修期間中に仲良くなって信頼し合える友人同士とのこと。ちなみに、日本には少ない苗字である「長枝」さんと、日本でいちばん多い「佐藤」さんとの対談です。

【インタビュアー】 内定者の櫻井と朴
修論がヤバい。名古屋の大学院生、櫻井。入社準備の真っ只中! 韓国の大卒、朴。

【ファシリテーター】 富士通 人材採用センターの池田さん
池田さんも、長枝さん佐藤さんと同期で入社3年目。同じく研修期間からの友人だそう。


セールスとSE。詳しい業務内容は?

櫻井(内定者):まずは、現在の業務内容を教えていただけますか?

長枝(SE):現在私は、不動産業界向けのシステム開発を担当していて、主に基幹システム改修やパッケージ製品の設計を行なっています。また現在に至るまでにその他にも、同じ業界の基幹システムのテストやオーナー向け帳票出力システムの開発などにも関わってきて、SEとしては今年で2年目になります。
実は、私は入社して1年間はセールスとして、現在と同じ不動産業界のお客様向けの営業を行なっていました。そんな中で「富士通という技術を扱う会社でセールスをするためには、SEを経験した方が良い」という思いを抱くようになり、2年目からSEに転身しました。
SEの業務としては、システム開発の設計・製造・テストまでを経験しています。

佐藤(セールス):私はセールスを経験して3年目です。1年目の配属時~現在まで製薬企業様を担当しております。SEさんと連携しながら、既存システムの運用保守~新規での提案活動まで幅広く携わらせて頂いています。
長枝さんの言う通り、セールスとしてお客様に接する際にも、技術的な知識はもちろん求められます。積極的に社内のセミナーや技術勉強会に参加したり、独学で本を読んだり、Webサイトを閲覧したりと、知識のインプットに努めています。
また現場によっては、セールスとSEがそれぞれの業務の垣根を超えて、協業する場面もあります。もちろんそれぞれの職種の役割に境目はあるのですが、「セールスとSEの境目は、あるけど、ない」というのがより正確な感覚かもしれないです。
プロジェクトによっては、セールスだけではなく、部署内外の多くのSEの方とも日常的に密なコミュニケーションをとりながら仕事を進めています。

学生時代の経験が今の業務に役立っている?

朴(内定者):学生時代にITに関する経験は積んでいましたか?

長枝(SE):大学ではスポーツ健康科学を専攻して、「デスクワークと肩こりの関係性」について研究をしていました。分野としては理系ですが、文理融合の学部なので文系の学生もたくさんいました。今の業務に関わるようなプログラミングの経験は、少しかじる程度にはありましたが、正直なところ当時はアレルギーが出るほどプログラミングに対しては苦手意識がありました...。経験値としては、ほぼゼロと言ってもいいくらいかもしれないです笑

朴(内定者): 入社後、最初はどのように業務知識を身につけましたか?

長枝(SE):もちろん入社してからたくさん勉強しました。とくに同期の助けは大きかったです。また、今でも業務の中で積極的に自ら手を挙げて、新しいことを経験し、揉まれながら身に付ける知識も多いです。

佐藤(セールス):私も、とくに最初の頃は、自分の技術的な知識が足りず苦労しましたね。たとえば、年次が高く経験も豊富な先輩社員とコミュニケーションをとるときには、専門用語がわからなくて話についていけないことはよくありました。「とりあえず何か勉強しよう」ではなく、「まずついていくためにこれを勉強しなきゃ」と危機感を感じることが多かったです。

朴(内定者): 佐藤さんは、学生時代の研究と今の業務との間に、関連性はありますか?

佐藤(セールス):大学院まで遺伝子組み換え技術を研究していました。具体的には「稲の光合成機能」に関する研究です。なので私は逆に、がっつり理系です笑 

研究室の同期が研究職に進んだりする中で、自分は方向性の全く違う仕事に就きました。とはいえ現在担当している製薬企業向けの営業でその知識が役立つこともあるので、役に立つことはないだろうと思っていた研究での経験も、全く無駄ではないなと今は感じています。

櫻井(内定者):理系院卒からセールス職を志望した理由を教えてください。

佐藤(セールス):正直なところ、自分がセールスになるとはまるっきり思っていませんでした。富士通のセールスとして働くことになったのも、言うなれば成り行きで。(笑)
とくに業種や職種にこだわらず就活をしている中で、たまたま専攻に近い農業関連企業への提案活動を体験する富士通のインターンを見つけて、興味を惹かれたのがきっかけでした。
そのインターンに参加したところ、富士通の社風がとにかく良くって...!この印象が入社の一番の決め手になりました。ですから、セールス / SEの職種にこだわりはそんなにありませんでした。最終的には人事の方との面談などを重ねる中で、いまのセールス 職として働くことになったという感じです。

入社前に想像した仕事内容と実際の業務にギャップはある?

朴(内定者):入社前のイメージと現在の仕事にギャップはありますか?

佐藤(セールス):そもそも入社前にあまり具体的な仕事内容まではイメージしていませんでした。ですから、実際の業務とのギャップを感じることはなかったです。
ただ入社のきっかけになったインターンで体験した業務は、特提案活動にフォーカスした内容でした。一方で、現在取り組んでいる業務は、提案活動にとどまりません。既存の取引企業への営業活動の際に、SEの方とコミュニケーションをとったり、見積もりを作成するような事務周りの仕事もあります。就活時には見えていなかった業務もたくさんあるな、という印象はありますね。

実際の業務では「地に足がついた」仕事も当たり前ながらあるわけですが、そういったものもひっくるめて、インターンのときに抱いた仕事のイメージから大きく違うということは全くなかったかなと、私個人としては思います。
あとは、同じ部署のセールス同士でも働き方はぜんぜん違ったりもします。実際にやってみないことにはわからない部分はやっぱり大きいですね。もしギャップが想定よりも大きければ、ポスティング制度などを利用して環境を変えられるような制度も富士通には準備されており、実際に活用する人も多いです。

長枝(SE):私はどちらかと言えば、想像通りです。というか私の場合は、想像通りの働き方に自分でしているという感覚が近いかもしれないです。セールスからSEに移ったのも自分の意思だったし、自分が思うように働くための裁量はある程度与えられているんじゃないかなと思います。

将来のキャリアについて、いま現在どのように考えている?

櫻井(内定者):4年目以降のキャリアはどのように考えていますか?

長枝(SE):今はSEとしてさらに技術力を高め、将来的にはまたセールスとして活躍したいと考えています。そのためにまずは多くの経験を積むことを大事にしたいです。これまで携わってきたアプリ開発に加えてインフラ構築に関わる業務にも挑戦しています。
「セールスとしての深みをもっと出したい」というモチベーションのもとで、今はSEの業務に精いっぱい取り組んでいます。

佐藤(セールス):キャリアについての考え方は、年次を重ねるごとにまた変わっていくだろうと思いつつ、現時点ではこれからもセールスとして働いていきたいと考えています。
SEさんと一緒に提案を進めるにあたり、ITに関する知識・技術について学び続けることはもちろんですが、「セールス」という「お客様に一番近く寄り添える存在」として、誰よりもお客様の課題や要望を理解し、お客様×富士通の技術の架け橋となれるよう頑張っていきたいです。また、キャリアとは少し違うかもしれないですが、今は自分自身がカバーできる業務の幅を広げていきたいと思っています。


インタビューを終えて

セールスからSEに移り、将来的にはその経験を糧に再びセールスとして活躍することを目指す長枝さん。理系修士卒という経歴を持ちつつセールス職に進み、その経験も活かしつつ今後もセールスとしての自分の業務の幅を広げようとする佐藤さん。

2人ともそれぞれ単に「セールス/SEの先輩社員」という見出しで括ることはできないユニークなバックグラウンドをお持ちでした。また、それは自身のキャリアに対する考え方についても同じようだと感じました。

長枝さんは、目標に向けて必要なことを逆算して着実に実行していく「山登り型」。佐藤さんは、大きな方向性を持ちながらも、個々の問題にこだわり過ぎず状況に身を任せて、まずは目の前の仕事に全力で取り組む「いかだ下り型」と言えるかもしれません。
そして長枝さんと佐藤さんが「富士通に入って良かったこと」として口を揃えて仰っていたのが、働き方・キャリア形成が自律的なものであるということです。

このような多様なバックグラウンドや価値観を持つ社員の方々が、自身の想像する働き方と現状の業務に大きなギャップを感じていません。その理由としては、自由な社風と自由なキャリアを実現するためのポスティングをはじめとした社内制度の存在が大きいように思いました。

最後に、2人は「同期に恵まれた」ことについてもインタビュー中、何度も話題に上げていました。それぞれの価値観を共有し合う同期の長枝さん・佐藤さんがお話しする中で、2人がその言葉が何度も口にする理由が私たちにも少しわかったような気がします。

今回の対談は、これから入社する私たちにも多くの学びがありました。

先輩社員のリアルな言葉が、私たちのインタビューを通して、就活生の皆さんに少しでも伝わったら良いなと思います!


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