現場で生まれた技術・アイデアにいつでもアクセスできる。ナレッジを活用して技術者としても成長!【モバイルテクノ】
はじめに、モバイルテクノのご紹介です。
モバイルテクノ(以下:MTC)は富士通グループの一員で、無線技術の研究・開発を一手に担う、まさに無線技術のプロフェッショナル集団です。
無線技術にかかわる、企画支援・コンサルティングにはじまり、ハードウェア・ファームウェア・ソフトウェアの設計開発、システム機能・性能評価など、全ての業務において高いスキルを持っている会社です。
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全社員が投稿・検索・閲覧できる「MTCナレッジベース」
モバイルテクノでは、「MTCナレッジベース」と名付けたデータベースを構築しています。データベースといっても特別な仕組みを作っているわけではなく、Microsoft Teamsの機能を使った、全社員が投稿・検索・閲覧できるオープンな場となっています。
「MTCナレッジベース」には、業務や自己学習・トライアルを通じて得られたナレッジが蓄積されています。例えば、測定器の使い方や設計ノウハウ、作業の効率化ツールの活用法など、まさに多種多様な技術の宝箱となっています。
「技術」「スキル」「ノウハウ」を全社に共有。新しい価値を生み出す
Beyond 5G/6G時代を担うワイヤレステクノロジーセンターとして、「”つなぐ無線技術”を世界に向けて」というミッションを掲げています。そして、カーボンニュートラルの実現を目指すとともに、つながることの豊かさを社会に提供し続けています。
そのために、モバイルテクノの価値の原動力である「技術」「スキル」「ノウハウ」といったナレッジを全社共有して、全社員が持続的に自分事として業務に取り組める組織風土をつくっています。
ナレッジを起点に、出退勤の場所の管理、試験結果のグラフ作成の自動化を実現
MTCナレッジの一部を紹介します。
① Power Automateを使ったチーム内の出退勤場所管理
モバイルテクノでも自宅からのテレワークやサテライトオフィスでの仕事、さらに実験室でのリアル開発・実験といったいろいろな場所で勤務する状態となっています。今まではチームメンバの誰がどこで就業しているかメール連絡していましたが、多くのメールに埋もれてしまい場所探しの効率が著しく悪くなっていました。
そこで、Power Automate(単純な作業を自動化するツール)を活用して、Microsoft Teams上に「すぐ居場所がわかる」仕組みを構築したメンバがいます。この方法を「MTCナレッジベース」で共有してくれたので、類似のPower Automateを使った便利な仕組みがあちこちで生まれつつあり、新たなナレッジの共有も進んでいます。
② Pythonを用いた自動試験とデータ解析
モバイルテクノで装置試験を行うことも多数あります。今までは、手作業で測定器の数値を読み取りエクセルに記入し、グラフを作成していました。その手間を軽減するべく、PCを被測定装置と測定器に接続し、PythonコードをJupyterLab(Pythonの開発環境)上に書きながら、対話型で実行環境を構築しました。そのような手作りのシステムを作ることで、装置制御・測定器操作・解析・グラフ化・測定の自動化を実現したメンバがいます。ナレッジ内容の共有会を開催したところ「こんな仕組みが欲しかった」「似たことをやっていたが、実現までにはもう一歩の壁があった。この仕組みを導入することで超えられそう」といった反応があり、自動化のナレッジ活用が広がっています。
ナレッジに触れることで、一人ひとりの社員が成長できる
毎年150件近くのナレッジ登録があり、現在300件を超えています!登録されたナレッジを活用することで、次々と新たなナレッジも生まれており、昨年度は40件を超える活用事例が生まれました。
学生のみなさまに一言!
モバイルテクノは技術を大切にしている会社で、一人ひとりが毎年チャレンジしています。「技術力を磨きたい!」「周りから生きた知識を吸収して、レベルアップしたい!」とお考えの方、ぜひモバイルテクノで一緒に働きませんか?